今回は「親子の壁を乗り越える、子どもの自律を支えるコミュニケーション法」というテーマで話をしていきます。

 

まず、自律とは何かという話から始めますが、自律とは自ら考え、判断し、行動することです。教育の目的は自律だと思っています。

 

子どもたちが大人になる過程で、自分で考え、判断し、行動し、その結果を検証して次に活かすサイクルを回せることが重要です。

 

なぜなら、今の時代は先が読めず、大人の価値観がどんどん古くなっているからです。だからこそ、子ども自身が考え、判断し、行動する自律を養うことが大切です。

 

では、子どもの自律を支えるために、親としてどうコミュニケーションをとるかですが、教育者の工藤勇一さんが提唱する3つの問いかけが非常に有効です。

 

それは、「どうしたの?」「どうしたいの?」「何かできることある?」というものです。

この問いかけは、子どもの意思を尊重し、親はサポート役であることを明示しています。

 

工藤さんの著書『自律する子の育て方』にもこの考えが書かれており、親子のコミュニケーションにも活用できると思います。

 

 

 

 

親はサポート役として、子どもが困難に直面したときには一緒に考え、子どもの努力をねぎらい、励ますことが重要です。

 

自律している子どもの親御さんは、基本的に子どもの考えを引き出すコミュニケーションをとっています。

 

逆に、指示命令は自律を促すことはできません。親が子どもに「こうしなさい」「ああしなさい」と指示するのは、即刻改めるべきです。

 

私には5歳の娘がいますが、できるだけ指示命令を避け、「どうしたいの?」と問いかけるようにしています。

 

もちろん、小学校低学年くらいまでは指示命令が多くなるのは仕方ないかもしれませんが、徐々に子どもが自分で考えるように促すことが重要です。

 

ここで参考になるのが、堀江貴文さんがVoicyで話していた「大したことない親のくせに子どもにマウント取るのをやめなよ」という話です。

 

親が偉そうに指示命令をするのではなく、子どもとの関係を対等に保つことが大切です。

 

経済的支援は必要ですが、関係性は対等でなければなりません。親が子どものサポート役に徹し、子どもの自律を支えることが重要です。

 

最後に、子どもが一人で解決できない問題には一緒に考え、励ますことが必要です。

 

指示命令から支援にシフトするタイミングを見極めることが大切です。

 

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。