5日前の3月29日は、低気圧の通過に伴いとてつもない大雨が降り、東伊豆町では朝5時前に大雨警報、つづいて高齢者避難指示が発令されました。

 

天城山では1日で289ミリ降り3月の降水量は700ミリを超えました。これは例年の2倍になります。例年より冷え込んだ3月でしたが暖気も流れ込み前線の動きが活発になったのでしょう。

 

実は「天城山」という山はなく、便宜上使っていると思うのですが、これはかつて富士山より大きな火山「天城山」があって活動期に上部が吹き飛んだことにより今の天城があります。

 


2月の前半の連休に撮った天城連山の眺め。1000メートル級の山々には雪が積もります。

また、こちらの白田川も大雨が降ると濁流に変わります。

 

正確には天城連山といった方がいいかもしれません。今ある万二郎、万三郎などの山々や峠は、吹き飛んだ天城山の外輪山になります。

 

天城山は伊豆市にあると表記されることが多いです。しかし、雨は南東から吹き付けるので、豪雨感を一番感じるのは東伊豆町になるのではと思います。

 

4月5月は“爆弾低気圧”には気を付けなければなりません。噴火は無いにしろ地震は各地で頻発しています。自然災害は「神のみぞ知る」です。

 

4月3日 伊豆新聞より