12月4日の地域防災の日は、静岡県内全域で防災訓練が行われました。今年は、台風8号の大雨により、松崎町雲見地区の30軒が床下・床上浸水に見舞われ、物的な損失とともに書き入れ時の民宿営業にも打撃を与えました。

 

発災直後から松崎町社協には災害ボランティア(以下、災ボラ)本部が置かれ、伊豆地域を中心に静岡県のボランティアの皆さんが復旧作業に当たりました。私は1日だけでしたが、災ボラコーディネーターとして現地に入り、ボランティアの手助けや給水作業を手伝わせてもらいました。

 

太田川の支流の集落ではご高齢の方が多く、難渋している姿を見て水がいかに大切かあらためて思いました。ボランティアの様子はこちら…。その経験から12月定例会では各区の貯水能力について質問します。

 

さて、東伊豆町でも各区が自主防災を展開するの中で、今回、新たな取り組みとして災ボラ本部の立ち上げ訓練が実施されました。コーディネーターが本部の係役を務め、受付からニーズの把握、災害現場とボランティアのマッチング、資器材の貸し出しと送り出しを担当し、各区から選抜された役員をボランティア役として迎えました。

 

この訓練、災ボラコー関係者では定期的に行われる訓練ですが、自主防災とのコラボは初めてで良い勉強になりました。課題を抽出して今後も定期的に開催できればと思います。ちなみにお隣の河津町では、大震災以降100人規模で定期的に実施されています。

 


各区から集まった自主防役員、ボランティア役を務めてもらいました。

 


ボランティアの受付の様子。

 


オリエンテーションの様子。ボランティアに当たり注意事項などが説明されます。

 


町内の災害状況から支援の要望のあった事柄をまとめた「ニーズ」。こちらを元にボランティアに作業を振り分けていきます。

 


反省会の様子。自主防災の役員からも好評でした。定期的に開催したいものですね。

 

東伊豆町議会議員  須佐 衛