今日は「マンションいきいきセミナー」に参加しました。これは、東伊豆町の健康づくり課が主催する認知症予防と食事管理のセミナーで、町内のマンション居住者に向けて実施されています。この日は京王熱川マンションさんにお邪魔しました。住民で参加されたのは22名とのことで、予想を上回る盛況ぶりでした。

 

東伊豆町では住民の減少傾向がつづいてはいますが、移住者も増える傾向にあり、町内のマンション定住者数は645名になるそうです(昨年度のアンケート結果による)。その中で、住民相談の件数は10%になるとのことです。このいきいきセミナーは、マンションで「自分らしい」生活を送るためのライフプランを介護予防をふまえて展開しています。

 

※東伊豆町の人口動態
 11,552人(昨年より219人減)…自然減(死亡による)を上回る数は得ていな 
 いが、移住者は増加している。参考…須佐一般質問R3年12月定例会「アフター
 コロナを見据えた移住政策について」

※高齢化率 46.8%

 

包括支援センターの職員から認知症予防、特に軽度認知障害(MCI)についての気付きチェックや町の取り組みについて話されました。全国では462万人いる認知症の人にも驚かされますが、その予備軍に当たるMCIが400万人控えていることにも唖然としました。

 

つづいて管理栄養士からフレイル予防の取り組みについて話されました。最近耳にする“フレイル”ですが、直訳すると虚弱状態のことだそうで、口腔ケアと運動、社会参加によって改善されるとのことです。特に食事面については高齢になると低栄養になりやすいとのことで、注意が必要です。

 

 

子育てしているころは手の込んだ食事を作っていた人も、一人になると有り合わせの物や食事を抜いてしまうことも有りがちです。周りはそうじゃありませんか?一方で「年寄りが肉をよく食べる」なんてことも聞きます。意識して高カロリーの物を摂取することも大切かもしれませんね。何よりむかし家庭科の授業で習った「バランスの良い食事」を心掛けたいですね。

 

この巡回いきいきセミナーは他のマンションでも行われます。こちらは東伊豆町の認知症ケアの冊子です。