今年度最初の賀茂地域ふれあい事業推進協議会(チーム賀茂)の会合が下田の庁舎でありました。この団体は何をしているのかというと、首都圏などからの移住希望者を対象に体験活動や空き家の見学ツアーを実施していて、静岡県への移住者を増やすことを目的にしています。

 

 

音頭をとっているのは静岡県で、県下各地域に協議会が設立され活動しています。私が参加したのは別名「チーム賀茂」で、伊豆半島の南部の賀茂郡を中心にした仲間です。この日は官民合わせて20名の参加でした。

 

最初立ち上がった当時は民間の団体が中心でしたが、今では賀茂郡下の1市5町が係わっています。それだけ移住への取り組みが進んているということでしょう。ちなみに私は東伊豆ECOツーリズム協議会の事務局として参加しました。

 

全国各地の自治体で首都圏からの移住者の獲得競争が激化していますが、静岡県はこのところ2年続けて移住希望先第1位の栄誉に輝いています。有楽町の交通会館のふるさと回帰支援センターに各都道府県等の相談窓口が設置されています

 

移住したい人の傾向は変わってきているように感じます。以前は定年退職後のセカンドライフを環境のいい地方で。といった考え方が主流でしたが、いまは問い合わせや実際に移住された方の年齢層を見ると20代~30代が75%を占めるということです。

 

静岡県ではアンケート調査を実施しているのでこちらをご覧ください。こちらのデータでは静岡県の自然環境への魅力が7割を占めています。そして、首都圏に近いことや温暖な気候といった点も魅力に感じられています。また、移住を考えた動機についてはコロナ禍ということも意識されていました。

 

 

快晴のこの日、平日にもかかわらず多くのサーファーたちが海に繰り出していた。静岡県への移住に興味を持ったきっかけでは半数以上が海に近いことを挙げている。

 

このコロナ禍においてテレワークが一般化し、万人にオフィスにいなくても仕事ができることが分かってきました。この傾向は一層深まっていくものと思います。私も自然環境のよい地方で子育てしたいという思いがベースにあって東伊豆町に越してきました。ペンションの営業の中で体験活動を実施しています。興味のある方はこちらをご覧ください