30日に河津町・東伊豆町の議員研修会が東伊豆町で開催されました。実に33回目ということですから、両町の関係の深さがうかがえます。
私も4期目ということで、都合十数回参加させていただいているわけですが、隣同士であっても方向性ややり方が違う事業があるものだなぁと感じさせられます。特にこの公共交通は、河津町では山間の地域を考慮した「河津バス」をほんとに早くから走らせていましたし、共助版ライドシェア「河津ザクライド」は、議員がボランティアとしてハンドルを握るという観光振興型の公共交通です。
さて、今回は東伊豆町で実証実験中のグリスロ「稲取きんめ号」の試乗と、公共交通の勉強会でした。1停留所ずつみんなで交代して乗りました。せっかくのキンメのペインティングが、寒さしのぎのカバーによって隠れていたのが残念でしたね。
運行期間は1/17-3/8まで。稲取地区を13か所の停留所を設置し走らせます。10時30分から15時30分まで、1時間に1本、5周する計算です。一回の乗車が250円で、一日乗車券が500円とのことで、この金額と利便性でどれだけ乗車が増えるのか…。

こちらが1回乗車分のチケット。運転手が端末で乗車時と下車時にチェックする。
1月中の乗車は多い日で17人、少ない日で2人とのことで、告知がまだ浸透していないのと1回の乗車がマックス4人とのことで、利便性にもちょっと?が付きます。実は、私がグリスロに乗車したのは初めてではなく、私の出生地である杉並区荻窪で乗車しました。詳しくはこちらで。
荻窪は一回の乗車で100円、2台走らせているので30分ごとに乗車でき待つこともさほどないので利用者も増えます。このグリスロは時速20㌔制限なので、国道は走れません。急いでいる車が後ろにつくと、ちょっとうっとうしいかもしれませんね。
また、稲取の場合停留所がはっきりしていないので来る時間も分からず、ちょっと不親切な面もあります。もしほんとにこれを常設するならこの辺の改善が必要でしょう。一方、事業費としては1400万かかっていて、うち930万が県の補助金で賄われます。つまり470万は町で払うことになります。利用者数によってはちょっと厳しい事業となるでしょう。
この日は町で実施している「高齢者移動支援」と「ノッカルひがしいず」についての説明も議員からされました。同じような事業ですが、それぞれメリット・デメリットがあって、利用者にもどちらを利用したらいいのかちょっと複雑です。
「高齢者移動支援」と町長が始めた「ノッカルひがしいず」に「グリーンスローモビリティ」。いい加減にきちんと整理をして、町民にメリットだけをしっかり伝えられる公共交通の仕組み始めたいものです。
私としては以前視察に訪れた三重県紀北町「えがお」が最適な取り組みとしてイメージにありますので、これを東伊豆町版として進められればと思っています。町民が一番困っていることに財源を充てる。これは大切なことと思います。
「紀北町えがお」https://www.town.mie-kihoku.lg.jp/2022/12/12/190/



