小児科便り15号~絵本のある待合室~ | 札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルのひだまりブログ

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小児科便り15号 ~絵本のある待合室~

 

こんにちは、小児科看護師です。

5月8日に新型コロナウイルスの感染症分類変更に先駆け、小児科外来待合室にて、お子様に楽しんでもらえるよう絵本を置くことにしました📖✨

 

絵本を並べた日、さっそく手に取ってくれたママとお子様😊その小さな手でママと一緒に、ママと同じように、しっかりと本を持っています😍

 

 

「一緒に持っていますね」声をかけると、

「あら、本当だ」ママもびっくり!

 

いつも絵本を読み聞かせしていると話して下さいました。小さなまんまるの手。お子様もママの真似をして絵本を持っていると、感心と共に幸せな時間のお裾分けをいただきました。

 

今では手軽に電子書籍が読める時代です。しかし、絵を見て、紙の質感に触れ、読み聞かせの声を聞き、ページをめくる音や楽しさ、時には一緒に話し、使い込むほどに絵本の角が摩耗してきたり。

紙の絵本だからこそ、変化を楽しみ、感情や情緒を育み、心を豊かにする情操を育むことができます。

 

 

『乳幼児期に絵本の読み聞かせをしてもらうという経験は、子どもの自己形成や共感性、協調性を育てるなど情緒や対人関係の発 達に関係し、児童期以降の読書推進のためにも大きな役割を担っているといえます。また、読み聞かせには読み手である大人にも影響を与える、相互作用をもったコミュニケーションであることも明らかとなっています』

 

 

市の図書館にある、乳幼児期における絵本の役割に書いていた一文です。

絵本は、人の可能性を広げてくれるツールになるんですね。

 

 

私の絵本にまつわる思い出と言えば、看護師なりたての頃、職場の近くに「こども冨貴堂」という、こどもの本を売っている小さな本屋さんがありました。お店には保護者の方と一緒に来たお子様へ絵本を選んであげたり、大人が楽しそうに本を見ていたり、それは和みの光景でした。

今度近くに行くことがあったら、またあのお店で絵本を探してみよう!考えるだけでもワクワクします。

 

小児科受診のみならず、産科受診のためにママと一緒に来たお子様にも、絵本を手に取り見てみて下さいね♪