親を殺す子供達は
どういう環境で育ったんだろう、
と、ずーと疑問に思っていました。
この答えが書いてありそうだったので、
手にしてみた本です。
たまにですが、
「育児書」と呼ばれるもの、を図書館で借りてきて読みます。
最近の主流としては、「叱らない育児、誉める育児」
という感じでしょうか?
我が家は、間違いなくぺー太を溺愛してます。
でも2歳の反抗期を迎えて、言葉が発達する3歳になってくると、
溺愛だけでは、まずい事に気づきました。
「叱る」事も大切。
公共の場で子供が騒いでいるのに、
お友達や小さい子に危害を加えているのに、
全く叱らないお母さんとかを目の当りにすると、
・・・私はちゃんと叱ろう、と思ったりします。
「叱らない育児」
確かに本に書かれている事は理にかなっているのですが、
どうも模範的すぎて。
おっしゃるとおりなのですが、
どうもしっくりいかなかったんです。
(たまたま私が読んだ本が適切でなかったのかもしれませんが・・・)
この本は、少年法が2001年に改正された直後に起きた
東京、板橋で起きた両親殺しの事件を中心に、書かれています。
刑事罰の対象が16歳から14歳に引き下げられ、
被告は15歳の少年。
父親と母親を殺した事件のことです。
この事件以外の「親を殺した子供達」のこともたくさん書かれていました。
神戸で起きた「児童連続殺人」の子や、九州でおきた「バスジャック」の子の事もかかれています。
これらの事件を起こした子供たちは不適切な養育を受けてきたわけですが、
身体的な虐待ばかりを受けていたわけではありません。
親としては、「子どものために」と躾けた結果だった例もあります。
ただ、親から理不尽な扱いをされた事って、
誰にでもありますよね?
私にも、あります。
それで間違いなく傷ついていた事も、この本を読んで思い出しました。
子供に殺されなければいけなかった親と、
幼少の頃、私を傷つけた私の親と、
大きな差があるともあまり思えませんでした。
そして、母親としても人間としてもまだまだ未熟な私と
自分の子供に殺されなければいけなかった親と比べても、
そんなに差はないかもしれない、とも思いました。
この本のキーワードは、
不適切な養育(マルトリートメント)
と
子供の自尊心
この本、ショッキングな内容ではありましたが、
それ以上に、親として知りたかった事がたくさん書かれています。
結構分厚い本でしたが、一日で読みきってしまいました。
この本を読んだあと、
叱らない育児ではなくて、
子供の自尊感情を育てる育児をしていきたいな、
感じました。
機会があったらぜひ読んでみてください。
つたないレビューですみません。
読む価値は、あると思います。
ぜひ。