道を走っていると、桜が咲いている風景を目にするようになった。

自宅前の府道を挟んだお宅にも見事な桜が咲いている。

 

まだまだ早いなぁと思っていたのに、気づけば、いつの間にか

満開となっている。

 

毎日見かけているにも関わらず、結局、見ているだけで見ていない

のだ。

目に入っただけで、見えてないことって、結構よくあるのではない

だろうか。

もちろん人が生きていく生活や人生においてもだ。

 

閑話休題

 

なぜ桜の話になったのかというと、今日、両親と温泉に出かけたの

だが、その温泉の露天風呂に桜の樹があり、舞い散る桜吹雪を

目の当たりにしたからである。

 

私は桜が好きで、特に散り際に心惹かれるものである。

 

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

                                 前大僧正行尊

 

(一緒にあわれと思ってくれるのは、桜の花の お前しかいないのだなぁ)

 

人生で終焉を迎える際も潔くありたいものだ。

でも結局、じたばたするんだろうなぁ。