むべ山風を 嵐といふらむ 等と宣って感傷に浸っていたら、思い出した。

 

DWA(盗難防止警報装置)を解除しなければ、と。

 

愛機 BMW C650GTにはオプションでDWA(盗難防止警報装置)を装着している。

 

昨年襲来した台風の際、C650GTのエンジンが始動不能に陥った。

昨夜来の強風により、DWA(盗難防止警報装置)が早朝に警報を発していた。

 

風雨が弱くなるのを待ち、警報発報の履歴を消去するため、エンジンを始動しようと

した。

 

しかし、エンジンが全く反応しない。

セルモーターも動かない。まるでバッテリーがあがったかのようだ。

 

メーターパネルには様々な警告が出ていて、何がどうなっているのか全く理解が

できない。

こうなるともうお手上げの状態だ。

 

エマージェンシーサービスに電話連絡した。なかなか繋がらない。

恐らく救援依頼が殺到しているのだろう。

ようやく繋がった電話の担当者は親切で丁寧だった。
 
バッテリー電圧や電流値が下がるとエンジン始動不能となったり、各種の警告や
エラー表示が出るらしいとのことだった。
警告やエラー表示の箇所が、実際には何ら問題はなくても表示されるとのこと。
 
バッテリーは絶えずオプティメイトで充電しており、充電を止めたのはわずか半日
程度であったので、その説明には俄かには納得しがたいものはあった。
しかし、バッテリーの状態が問題であるなら、再充電して状況を見るのも手だ。
 
エマージェンシーサービスには問題が継続すれば再対応を依頼する旨を伝えて、
6時間程度、充電した。
 
その後、エンジンは無事始動したものの、何度、エンジンを再始動しても、
サイドビューアシストや他の警告表示が消えない。
 
結果として、ディーラーに持ち込んだものの、コンピュータの再コーディングが
必要だろうとのことで、ディーラーに預けての修理となった。
 
コーディング後は異常なく、サイドビューアシストの警告動作が若干おかしいと
思っていた箇所も修正されているようだった。
(動かない対象物には反応しない・周囲に車両が存在しないにも関わらず、存在
しているかのように表示される 等)
 
教訓・・・
バッテリーには細心の注意を払うこと。コンピュータがへそを曲げる。

DWA(盗難防止警報装置)にも注意を払うこと。思わぬ落とし穴となる。