全然教室とは関係ない話なんですが、Youtubeである動画を見まして。内容は性同一性障害の元女性が性転換後に男性としてプロボクシングの試合をしたというもの。といっても、女性だったときに女子プロボクシングでタイトルを獲っていて、素人というわけではないのですが。

 

これ↓がその動画です。

 

試合は3Rにダウンを奪われての判定負けだったのですが、試合終了のゴング直後のこの人の様子が↓

いい笑顔ですよね。ダウン獲られているので、この時点で自分の判定負けだというのは当然分かっているのに。

 

更に判定を聞いて負けが確定してリングを下りるとき↓

本当にいい笑顔です。負けた者の顔じゃないですよね。

 

誰だって試合に臨む以上は勝ちにいきます。勝つために練習します。で、勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。でも、本当に大事なのは勝ち負けという結果ではなく、そこに至る過程なんですよ。

 

自分で何かに挑むと決めたこと、それに対して努力してきたこと、上手くいかないことを耐えて乗り越えたこと、楽な方へ流れたい自分に負けなかったこと、そうやって自分の意志を貫き通したこと。そういう諸々のことが試合の勝ち負けという結果に対する感情を凌駕するんですよね。

 

私流にいえば、以前Youtubeの方で話したように「満足より納得を」なわけで。勝って満足、負けて不満足なんてのは、それを超えた先にある「納得」に比べればちっぽけなものなわけで。勝ち負けのみに拘れば、負けた場合自分は自分から拒絶される。でも納得に焦点を当てれば勝とうが負けようが結果に関係なくその自分を受け入れることができる。

 

まぁ、何が言いたいかというと、あの顔ができる人間は大したもの、尊敬に値する、と私は思ったいうことです。自分を甘やかし他人に甘やかされてきた甘ちゃんや、苦しいことから逃げてきた人間には決してできない顔。自らの意志で苦難に立ち向かった者しかできない顔。この人、すげぇな、と。

 

自分が教えている子どもたちも、いつかこういう顔ができるような人間になってほしい。決して楽な道ではないが、苦労をしない生き方ではなく、苦難を乗り越えられる生き方をしてほしい。そんなことを思った次第です。

 

さて、これが年内最後のブログ更新になります。前回は私のケガ病気の件でちょっとテンション下がり目の内容だったので、最後は前を向いた内容で終わりたかったので(笑)

 

最近は動画更新の方にばかり時間を割いてこちらが放置気味になってますが(苦笑)、動画の方とはちょっと違った話題や内容を今後もこちらで書いていきたいと思っています。

 

また、このブログと同時に動画の方も年内最後の更新がアップされていますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

それでは皆様、良いお年を♪