皆様、あけましておめでとうございます。
年末年始のお休みはどのように過ごされたでしょうか?ゆっくりできたでしょうか?

でもGWやお盆と比べると、年末年始ってあまりゆっくりできないかもしれませんね。仕事が休みに入っても今度は家の大掃除やって、正月準備をして、年が明けたら初詣や親戚の集まりに行って、年賀状の返信も書いて…。意外とやること多いんですよね。

私はというと、27から休みでしたが27は教室の大掃除、28はいつものおバカ年賀状の作成で丸一日費やし(撮影からデザイン作成まで実はかなり時間がかかるのです…。ちなみに今年は○○○○○○です・笑)、29からは全部投げ捨てて(笑)前回書いたとおり旅に出てました。
 

その中でうちの初代スタッフたちと会って飲んだり、東京最西部にしてガチ山奥の中にある檜原村というところに縁あって行ったりしてたのですが、なぜか年越しの瞬間は…一人で真っ暗な海岸にいました。

いや、せっかくなんで初日の出でも見ようかなとか思って、東京最西部から真逆の九十九里方面へ向かい、大晦日の22時頃に内房線の某駅に到着。そこから街灯すらあまりない暗くて細い田舎道を一人で約2時間かけて歩き、年越し10分前に海岸に辿り着きました。

懐中電灯がないと足元すらまったく見えない暗闇の中(懐中電灯持ってきて良かった)、上を見上げると街中では見ることのできない満天の星空。目が慣れてくると少し遠くにぼんやりと見える海と波。そしてさざ波の音…なんてものじゃなく、空港にでもいるかのような波の爆音(笑)

若い頃、友人たちと夜中に当てもなくドライブをしていた際、「海にでも行くかぁ」と意味もなく夜中の海に行くことがありました。思いつきで「よし、今回は日本海まで行こう」と本当に日本海まで行ったこともありました。なので夜中の海に来るのは久々とはいえ初めてではありません。

 

でもね、そのときとは全然違うんですよ。とてつもなく怖いんですよ…海が。

冬の真夜中の寒さ、満天の星が見えるほどの暗闇、耳をつんざくような波の轟音、そして…自分以外周囲にまったく人がいないという孤独。おまけに歩いていったので逃げたくてもすぐに逃げられる手段(車)もない。最寄りのコンビニでも歩いて30分。寒さ、暗闇、大きな音、孤独、逃亡不可の状況、と人間が本能的に恐怖するものが見事に揃ってるわけで。

それなりの年数人間やってきて、それなりに経験や場数も踏んできたという年齢的な自負もありますが、それでもこんなにも怖いと感じるものなのか…と。

宿無しのノープランで「とりあえず海へ」だけでここまで来たので、海に来たのはいいけどやることがありません。日の出まであと6時間くらいあります。しばらく海岸に佇んだり、砂浜に寝っ転がって星空を見上げたりしていたのですが、せっかくこんな珍しい状況にいるのだからと、まずは素振りをしてみることに(バカ)。さすがに刀は持ち歩いてないので「持ってるつもり」で恐怖を振り払うかのように海に向かって刀を振り、無心に努めます。
 

30分ほどやっていたらこの寒さの中でかなり汗をかいてきたので(かなりの厚着をしていたので)、素振りをやめて今度は砂浜に座って座禅(バカその2)。こんなこともあろうかと、100均で買った折りたたみの座布団的なものを持ってきてまして(笑)。1時間ほど座禅を組んだら満足したので、「よし、帰ろう」と海岸を後にして再び歩いて2時間の駅へと向かいました。

せっかくなので初日の出も拝みたかったところですが、なんか…満足しちゃいまして(笑)。というか、こんなところで座禅したせいか、いつも以上にいろいろと自分の奥底と対話することができ、そこで得た「気づき」に対する満足感が「初日の出を見たい」という気持ちより大きくなりまして(その「気づき」については小っ恥ずかしいのでここでは書きませんが、帰宅後に書いた日記には長々と書いてます・笑)。で、初日の出はまた今度でいいかな、と。

なお、その後駅まで戻っても、そこからまた始発まで1時間以上待つ羽目になったのですが…(苦笑)

と、こんな感じで令和初の年越しと元旦を過ごしました。自分史上最もアホな年明けの仕方です。その後風邪ひかなかったのが不思議なくらいで…。でも変なもので、あれだけ怖いと感じたあの海に、ふともう一度行きたいとか思っちゃうんですよ。なんなんですかね、これ。

さて、次回からはまた子どものスポーツ適性についての記事の続きを書いていきたいと思います。それでは皆様、今年もまたよろしくお願いします。