お盆休みが終わり、ようやく授業ができてご機嫌なマンモスコーチです。


でも明日は定休日でまた授業できない…。




さて、今日は前回に引き続き、「お家でできる柔軟体操その2」です。


まず↓のように①足の裏を合わせて座ります。


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次に右の写真のように②ヒザを上げて元に戻す。これを力を抜いて繰り返してパタパタさせます。


股関節の力を緩めることが目的なので脱力して行い、回数もそれほど多くはいりません。


何度かパタパタさせたら、③足を体に引き付けて前に倒します。


このときに引き付けが弱いと右下の写真のように背中が丸まり、効果が半減してしまいます。


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子どもに説明するときは「頭じゃなくお腹を足につけるように倒すよ」と言ってあげると、


左のように足を十分引き付けた股関節に効果的な姿勢がとれます。




次に載せる予定の柔軟が内容的にちょっと長いので今日はこれだけ。


ただ、このあとも股関節のストレッチが複数回出てきます。




ちなみに当教室では、関節のなかでも特に股関節と足首の柔軟性や使い方を重視しています。


あらゆるスポーツでは必ず移動という動作を行いますが、それは基本的に足によって行われます。


そして、足を動かすこと及びそのための体重移動を調整する中心となるのが、股関節と足首だからです。


ヒザももちろん大事なのですが、「可動域」という点で見ると、ヒザは前後にしか動かないのに対し、


股関節と足首は360度動きます。当然、それだけ動作中に担う役割も大きくなります。




なお、うちの教室が通常の体操教室ではあまり行われていない


縄跳びやラダー、スピードリングなどを基礎トレーニングとして授業で取り組んでいますが、


それは必ず運動全般に必要となってくる股関節や足首を中心とした「足の使い方」を、


ゴールデンエイジと呼ばれるこの年代でしっかり身につけてもらいたいという考えによります。


  ※ゴールデンエイジ

    大体5~12歳の年代。生涯で最も動作の習得効果が高まる時期であり、

    この時期に経験した運動パターンの蓄積が、生涯にわたる身体動作の土台になるとされる。


縄跳びあたりは「足の使い方」と言われてもイマイチ想像しにくいかもしれませんが、


縄跳びは「ジャンプ→着地→すぐジャンプ」という足首を中心とした早い体重移動と、


更に足の使い方全般に必要となってくる「リズム感」を養うのに非常に効果的です。




うちの基礎トレ3大種目はそれぞれ主に、「縄跳び=足による上下の体重移動」、


「ラダー=足による前後の体重移動」、「スピードリング=足による左右の体重移動」


という意図で設定されており、それにより「360度の全方位対応力」を養うという考え方です。


これがしっかり養われていれば、将来どんなスポーツを選択しても土台が安定します。




やや話が逸れてしまいましたが、今日はこのへんにして、柔軟の続きはまた次回で。