さて
わたしが乳がん発見に至った経緯ですが
タイトルのとおり
わたしの場合、第一歩はズバリ自己触診です
触診、侮れませんよ
というのは
エコー検査を担当していたときの、かつてのわたしのセリフ
『訳わからんからやりたくない』という人々に対して
『訳わからんくてもいいから、触ってみてください
全く何もしないより絶対意味ありますから』
と言っていたのは
同時に自分にも言っていたのですね
しこりを発見したその時わたしは西アフリカで勤務していて
滞在10か月目に入るところでした
3月末のある夜
あの日はタイからはるばるお客さんが来ていて
テーブルを囲んで談笑して
さてそろそろ寝ようと自室に入ってベッドに横になり
そうだ
と、急に思いついて自己触診をしたら
左乳房時方向に
前は絶対に無かったしこりが触れる
え
これ何
大きい
前回触診したとき、こんなのいたっけ
つか前回っていつ
かれこれ10か月以上前...
ゾッとした
乳がんは比較的ゆっくり成長する
と一般的に認識されているようだけど
実際一言では表現できなくて
いや、でも急成長ってことは葉状腫瘍の可能性もあるよね
とにかく楽観的な考えに持っていきたくて
知識と経験を総動員してみるけど
そのときわたしは30代後半
この年頃から新たに出来てくるものに
放っておいていいものはないでしょ
仕事の経験から得た感覚は楽観視することを拒む
とにかく夜中に出来ることなど何もないので
とりあえずは心穏やかにして休もう
と自分に言い聞かせて
でも緊張のせいかなかなか寝付けなくて
しばらくゴロゴロしながら
もう朝が来ればいいのにと思ったりしながら
暑苦しい夜をやり過ごそうとしていました