世界のken watanabeの魅力に触れるため観に行ったんだけど


想像とストーリーが違った

というか、ディカプリオの亡くなった奥さんへの愛情がキーになっていて
全体的な話は確かにアイデアがどうとかなんだけど


正確にはコンセプトが想像と違いました


アイデアを盗むために、他人の夢に皆で入って
相手にあえて大切なものを隠させた上で
それを盗もうとしている人から守る為に自分(ディカプリオ)がいると思い込ませて
味方として秘密を手に入れるって方法をとってるのね

その中で、他人の夢に入り込むと入った人の潜在意識が反映されちゃうっていう設定で
ディカプリオの場合は亡くなった奥さんへの気持ちが潜在意識の要として出てくるの


それを乗り越えられるかと、現実と夢の世界の境目みたいなのが
お話の中で大事で

夢と現実って面ではバニラスカイとかバタフライエフェクトが似てるなーって思う


ディカプリオは奥さんと夢の世界で2人の理想とする世界を作って
そこから脱出するために奥さんに「この世界から出るには死ぬしかない」
という意識を「インセプション」していた過去があって

奥さんはその「インセプション」から現実世界に戻っても逃れられず
現実さえも夢だと思って自殺しちゃうの

だからディカプリオは最愛の奥さんを殺したのは自分だっていう罪の意識をもっていて
かつ、最愛の奥さんのいる自分の夢の世界から逃れられずにいるの

その内で、現実と向き合って偽物の奥さんから逃れられるかって言うのがバニラスカイ的で
あとこのお話の大事な部分でもあると思うの


そのディカプリオの奥さんへの思いを表すために使われていた描写が印象的で

プロポーズの言葉が「ずっと2人で年をとっていこう」っていうのと

夢から覚める為に2人で電車に轢かれるんだけど、「この電車の行き先がどこになるかわからないけど、2人でいるから大丈夫」っていうの

アツいね

だれかと一緒にいることの心強さと大切さについてちょっと考えました


でも奥さんはインセプションのせいで何をいっても理解してくれなくなっちゃう。。。


ディカプリオも報われないよね。




そして、エンディングではディカプリオが夢から帰って来れたかは曖昧なままでした。



うーん、深い話。
長めの映画だったけど、あっという間でした。