゛だからね どうしたいのかな と
思ってね、あなたは ゛
 振り向きながらそう聞いた。さもないと正面に顔を見てしまえば、言葉にならずに沈黙が流れて自分が振り絞りたい勇気が消えてしまいそうだったから。
 それと、自分から「話しがある」と呼び出したのだから話の主導権はもちろん自分にあるのだとこころを決めていた。
 こういうときこそ女って強いもんよ、と どこかで聞いたようなフレーズを頭の中で自分にささやきもした。
 だが、怒りにも似た感情は会うと不思議に影をひそめてそのぶん冷静になっている自分に気がついた。
---これなら大丈夫、きちんと話ができる---

 わたしの問いかけに少し驚きかけた表情をしたように見えたが、
゛このあいだは  感情的になってしまったと思うよ。迷惑かけたよ、ごめん。もう・・前約束したように もう、電話もしないよ ゛
 彼はわたしをまっすぐに見ていた。
あっけなく素直だった。

 少しずつ気持ちのずれみたいなものが生じはじめてからずいぶん時間が過ぎた。傷ついている気持ちをこのまま黙っておくのも、と正直な不満をぶつけることも何度かあった。
 わたしたちは本当に気が合っているのかな。。そんな疑問をわたしだけが感じている。消化できない孤独感。
 そんな間柄のままでは良いことは起こらないという原理みたいなものにはなかなか気づけずに、傷だけを増やしながらここまで来た。
 何が正しいのか
 どちらが悪いのか
この二点の議論の中には
 愛も
 思いやりも
 信頼も
入りはしなかった。
 もしわたしが得たものがあるとするなら それは明日からの毎日をきちんと生きることだ。
 人生は恋愛は甘くはなかったのだ。

☆胸の痛みはなかなか消えません。
はるか昔の出来事だからこそ
ようやく でしょうか☆
☆今は若い人たちのハッピーな出来事がほんとうに嬉しい☆
しあわせはひとりではなかなか感じられない。誰かが居てこそ。