初日記。

熊野詣での帰りの電車に揺られているところです。

夏に行った1泊2日熊野詣では最後の下り階段で膝に激痛が走る過酷な旅でした。

今回は早朝~日没までのきつい行程が丸3日続いたのに、どこへ行っても余力があり膝に痛みが出る事はほとんど無かったのが嬉しかったです。

この調子で慣らせば来年 四国巡礼いけるかも(いけないと思うよぉ~と主人)!

神仏との出会いや自然との繋がり、人とのご縁に恵まれたとっても良い旅でした。

危険ポイントや間違いやすい道の情報ってすごく重要ですね。
運が悪ければ怪我をしたり最終電車に間に合わない!なんて事にならないとも限らない…。

参道ですれ違った地元の方々からの一言で、身の安全を計りながら予定外の深い場所へ行く事が出来ました。

奈良から和歌山へ県境を越えた熊野の奥座敷である玉置神社で居合わせた修験者の方々とは般若心経を唱えたり、

雨上がりの早朝に、恐ろしく滑る階段や岩盤を這うようにして登った神倉神社のゴトビキ石の下では 阿須賀神社の宮司さんと言葉を交わしました。

ふらっと入ったのがきっかけで2日続けて夕食を食べに行った、生マグロ定食の美味しい居酒屋の大将も神社仏閣好き!
たくさんの写真を見せてくれながらマニアックな事を教えてくれました。
居酒屋の大将が花の種類や美しさに目を向けカメラを向ける、意外なまでのその心の豊かさに主人も感心したそうです。



お参り…というと感謝や世界平和、個人的な願い事がポピュラーかと思いますが…

私達が出会った修験者の方々は、地球を汚し血で血を洗うような争いを繰り返し簡単に身近な人間まで殺めてしまう末世の人間の罪を各地の神社仏閣を巡り懺悔して歩いていると仰っていました。
そうして、どうか加速する天変地異を止めて下さいとお祈りしているのだそうです。

なんと酷いことかとニュースを眺めていても、その罪は私のものではない と思っていた私はハッとせずにはいられませんでした。

神仏、自然、出会った人々に感謝です。