髄膜炎になって、私はいくつかの後遺症が残った。
幸いにも、パッと他人から目に見えるような後遺症ではない。
なので他人から見た私は「普通」に見えると思う。
一つ目は「難聴」
左耳は軽度、右耳は中等度の難聴。
静かな場所なら耳を澄ませば聞き取れて会話ができる。
でも外やガヤガヤした場所(スーパーや飲食店)での会話、マスクをしていて声が小さめな人との会話は何度も聞き返してしまうことが多い。
聞き取れないこともあるので、表情や雰囲気で理解することもある。
聞き返してしまい申し訳ないなと思うことが何度もあるので、「難聴があります」とあらかじめ申告するようにしている。
今の私の日常生活では
補聴器はなくても、家にいることが多いので
不自由さはそんなに感じない。
今後、復職できた時には必需品になるだろう。
良いのか悪いのか、難聴が重度ではないので補聴器の助成はされないので自費になる。
物によっては結構高額なだけにトホホである…
二つ目は「浮動性めまい」
リハビリによって、比較的まっすぐ歩くことが出来ているがエスカレーターや点字ブロックがある電車のホーム、暗い所はバランスが取りにくい。
転倒することはないが、バランスを崩してすれ違った人にぶつかってしまうことも時々ある。
遠出する時はヘルプマークを鞄につけるようにしているが視線が冷たい時やジロジロ見られることもある。(特に電車)
当事者の私から伝えたいことは
ヘルプマークは必ずしも目に見える障害者だけではないということ。
私のような後遺症や病気の人もつけているし、マタニティの人、メンタルの病気を抱えている人も使用している。
見た目では「普通」じゃん。
って思うかもしれないけど、それぞれ理由があります。
事故だったり、災害時だったり
その時は必要以上に手助けや配慮されないと生きれないからヘルプマークをつけています。
言葉ではうまく伝えられないけれど
もちろん理解がある方達もたくさんいます。
その度に心が温かくなります。
ありがとうございます。
世の中がそういった人達が多くなればいいなと思います。