3月7日…私の誕生日。


2022年11月末に細菌性髄膜炎で倒れ

迅速な診断、大量の抗菌薬の投与により

私は一命を取り留めた。



のちに主治医に当時の状況を聞くと

腰椎穿刺後に培養して確定診断を待つ余裕がなかったので、初期段階から大量の薬剤を投与したと。


数日意識がなかったため

「このまま髄膜炎が進行しないでくれ」

「どれか抗菌薬が効いてくれ」

と願って治療にあたったとおっしゃっていた。


その証拠に診断がつく前から

様々な抗菌薬が投与されていた。


それくらい一刻の猶予もなかったのだろう。



意識回復してからしばらくは

色々な後遺症が残って悲観していたけれど

今はこの程度で済んで運が良かったと思えるほど

生かしてくれたことに感謝しかない。



医療現場で働く人間として

「生きる」ということ以上に尊いものはない

と日々実感させられる。

実際に患者側になってもそう実感した。



こうしてまた家族と一緒に

誕生日を迎えさせてくれて

本当にありがとうございます。

きっと34歳の誕生日は一生忘れない。



そしてこの拙い文章のブログを

読んでいただいている方々に伝えたいです。


現代ではコロナウイルスなど

様々な感染症が流行っているけれど

「発熱」や「頭痛」を軽く見ないで欲しい。


髄膜炎は誰にでも起こりうる

命に関わる病気だから。

どうか早めの診断をしてもらって下さい。