ども!マミ様こと瀬戸です
昨日は美容専門学校ビューティアドバイザーコースの期末テストでした。
大阪のこの学校へはもう…8年?くらいお世話になっております
☆ここからは美容専門学校の仕組みについて話しているので興味のない人は☆マークまで飛ばしてね
専門学校てのは高校卒業後入学する2年制の学校…てのが一般的(社会人からの入学者ももちろんいるよ)
美容系の専門学校っていってもさまざまで、美容師免許を取得するのがメインだと学生たちはひたすらシャンプー・カット・ブロー・パーマ・などなどやって国試合格に向けて励む。この子たちはだいたい美容師やアイリスト(アイリストは美容師免許がないとできない)になる。
選択授業で週に数時間メイクやエステの時間があるという感じ。
こういう学生にメイクを教えるときは「楽しく」がメイン。だってまずは美容師を目指すからさ、メイクは楽しいものだよ~就職先のサロンでメイクとかできたらいいね~ という感じで、学生が「メイク楽しい!好き!」って思ってくれればよし
美容師を目指す以外ではエステ・ネイル・メイクがある。これらに国家資格は無い。
美容師コース以外だとだいたい入学時はエステもネイルもメイクもまんべんなく学んで進級時に進路を決めて(エステシャンになるのか、ネイリストになるのか、メイクに進むのか)2年からその科目のみを学ぶ というケースが多いかな。
こういう学校の1年クラスは「メイクに興味がある学生」「メイクに全く興味がない学生」が混在するので授業の進め方に工夫が必要。
こういう学校でももちろん教えたことがあるが教える側の学びがめっちゃ多い。この話はまたどこかで。
私は「入学時からBAのみを目指している」という学生を対象にしているビューティアドバイザーコースのある学校で教えています。なので学生は2年間BAに必要な勉強をする。
1年目で
敬語・接遇マナー・身だしなみ(おしゃれを楽しみたい19歳~20歳だが髪は真っ黒&スーツ登校!)プレゼンスキル といった接客業に当たり前のことはもちのろん
色彩学・デッサン・メイク授業・フェイシャルなどなど技術や知識も磨いていく
2年目では早々に就職が決まっていることが多く(今年はコロナの影響でとても苦戦していますが)「はい、いつでも店頭に立てます」状態に仕上がっていて見ていて頼もしい。
私はこの2年生の「接客販売」の授業を8年担当しています。
百貨店の化粧品カウンターを模した教室で、「肌悩みをヒアリングし、肌状態を説明し、改善策を提案し、商品を紹介する」 というスキルを徹底的に高める授業。そこにはヒアリング力や提案力だけでなく「打ち明けやすさ」「安心感」「おもてなし感」などさまざまな付加もありーのな半日講義、半日ロープレ という感じかな?
どのメーカーに就職しても恥ずかしくないように知識・技術・接客力の習得を目指している学生たちなのでこちらも店頭チーフになった気持ちで教える。
そんな2年間の集大成の期末テストは「15分間でお客様の肌悩みを訊きだし解決する提案をし且つ関連販売も行う」というもの。現役BAの人、ドキっとしない?笑 私BA退職後この学校来た時「私店頭時代15分でできてたかな…」て汗かいたよ
☆そんな期末テストを昨日行ったわけ。話が長くてすまんな
私とコース教員の二人で1人ずつ審査していくわけよ
学生はもちろん緊張しているんだけど、精一杯の笑顔とおもてなしの心でお客様役から肌悩みをヒアリングし、時に共感しながら理論的に説明し提案していく。
毎回なんだけど
泣く(わしが)
もちろん鬼瓦みたいな顔で審査してるんだけど一人ずつの成長を目の当たりにして基本目頭濡れてます
片手で就職先を確認し、「あぁこの子はこのメーカーに内定が決まったんだな、柔らかく話しやすい雰囲気が生きるだろうな」 「この子は就活中だな、きちんと接客力が身についているから良いところに決まるといいな」 など勝手に胸を熱くし応援する鬼瓦瀬戸
3か月後にはどこかの店頭で見かけるのか…時が流れるのは早いな…
今年は新型コロナウイルスの影響で就職活動がとっても困難だったと思う。
メーカーは現社員を守るのに精一杯で新卒雇用なんてちょっと勘弁して~状態なのも分かるし、でも学生が高校時代からBAを夢見て入学しているのも知っているからもどかしかった。
去年の感染拡大前に内定が出た学生はその後就活状況が悪化しクラスメイトが苦戦しているのを見て肩身狭い気持ちでいたのも知っている
希望するメーカーから「今年は採用はありません」と言われ泣く泣く職種を転向した学生もたくさんいる
でもこれはウイルスのせいで誰も悪くないから余計苦しい…
学生達それぞれ思う気持ちがあるだろう中、15分間のテストをきちんと終えて
退室する姿に心からエールを送りたいと思いました
長くなったので、試験合間に糖分摂取したココアラテ貼っとくわな