東京へ向かう新幹線の中で、母について考える





きっかけはマミーズ(私を応援してくれるフォロワーの皆さん)から寄せられた「マミ様のお母さんてどんな方ですか?」というコメントから





母は私を20歳の時に産んだので今年56歳になる。






母の権力は絶大で、実家のヒエラルキー(マウンティングピラミッド)の頂点に君臨していることは家族の誰もが同意することだ





20代の頃の母は今の私から見てもものすごく綺麗で山口百恵を華やかにしたような顔立ち。




ま、当時ブームだったしね。寄せてたんじゃないかなとも思うけど







なんせ美容力がすごかった。


私がまだ2歳くらいの頃、そう、ものごころのモの字も知らない頃ひっくり返した母愛用のディオールのフェイスパウダーの怨みは大きくなっても何回も聞かされた




妹達のおしゃぶりはエスティローダーのダブルウェア(妹が勝手に咥えてた) だし





ガミラシークレットやノンシリコンシャンプーなんて世間が騒ぐ何年も前からうちではデフォルトだった







基礎化粧品の大切さをずっと聞いて育ったので私の肌はきめ細かく36歳にしては毛穴の開きや小ジワも少ない。これは母が昔からドゥ・ラ・メールやオルラーヌ、クラランスなどを惜しみなく使わせてくれたから …というのもあると思う







正直私がCA(キャビンアテンダント)を目指したのも母に喜んでもらいたかったからだし、CAが自分に向いてないと思って進路をBA(美容部員)に変更したのも母の影響が多い。





見た目や美容力もさることながら、中身の女王ぷりもすごい。



天下の女子高生だった私はパラパラを110曲踊れるスペックがありながらやたら早い門限(破ると陽の目を拝めない)までに毎日そそくさと家に帰っていた




そんな偉大で絶大な母も、私が30歳をすぎる頃から少し柔らかくなっていた






ずっと履いていたヒールをフラットシューズにかえ、ラプレリーのファンデーションはプチプラコスメに変わっていた





お母さん、アイメイクしなよ



と私がアドバイスすることが増えていった










私達子供は、いつかどこかのタイミングで親を超える。


親が落ち着くのか、自分が成長したのか








お母さん、綺麗!    と言うよりも



マミちゃん、すごいね  と褒められることが増えた








それが少しさみしいなという気持ちもあるけど、母からそうやって褒められることがとても嬉しく、また、それが親孝行になってるのかな と私が仕事を頑張る励みにもなる










「いつまでも綺麗でいてほしい」に「そしていつまでも元気でいてほしい」が加わったこの頃。




来月は母の日なので、何か感謝のプレゼントをしたいな