子どものころ~独身時代も読んでたけど、最近また読んでます。

 

挿し絵がルイス・ダーリングさんじゃなくなってからのを未読なので、これから読もうかと。

なんでかっつーと。。。

 

うちの娘はるちゃんがラモーナなんですよ!!!(ムンクの叫び)

 

幼児期はそうでもなかったんだけど、小学校に入ってからの暴れん坊ぶりがスゴイ(笑)

で、そういう目線でラモーナもの(挿し絵が変わってからのは主役がラモーナ)を読んでみようかと。

ラモーナ主人公第一作「ラモーナは豆台風」は、すっごいです。何がすごいかって、ヘンリーくん視点、ビーザス(ラモーナの姉のベアトリス)視点の作品を読むとラモーナってほんっとに「イカレチビ」なんですが、まぁその内面の何と賢い、何と優しい、何とセンシティブなことか。。。

 

このシリーズには「アバラーの冒険」っていう「犬の視点」のお話もあるのですが、これもすごいです!!

アンタは犬か?!ってくらいに犬の気持ちがこれでもかと書いてある。

 

あとは自分が親になってから読むと、この50年代アメリカの(女の人の服装も素敵なんだ―)「親が親であった時代」の素晴らしさをひしひしと感じる。お父さんとお母さんの威厳、家庭の秩序、そしてユーモア。

 

私は「ビーザスといたずらラモーナ」に出てくる叔母さんが好きです。コンパーチブルに乗る職業婦人。

あールイス・ダーリングさんって亡くなったのかな?挿し絵すっごく好きだったのに。。。

ビー叔母さんの結婚式の画とかみたかったなーーー

 

正直ヘンリーはまさに普通って感じで小ずるいところもあって男の子の気持ちも良く分かんないので、好きって程じゃないんですが、(特にビーザス&ラモーナシリーズに出てくる脇役の(内面が描写されない)ヘンリーはただのイヤなヤツ?ってかんじ)このシリーズは大好き。アバラーもなぁ。。いまは放し飼いも生肉もダメの従順家庭犬にされてしまうかもしれないですね。犬は汚い臭いが当たり前っていう感覚、、それを素直に受け止める男の子そして家族がいいです。先生やお巡りさん、近所の人たちなどの大人の描写も良い。スクーターとヘンリーの関係は言葉にできない☆!ビーザスのせつない優等生ぶりもいい。

 

絶版だけど同じクリアリーさんの「いたずらっ子オーチス」「ひとりっ子エレンと親友」もおすすめなので図書館などで探してみてください。こちらもダーリングさんの挿し絵がいいです!