青年部員の生徒さんが今月末

京都に行かれるとの事で

振替でお稽古に来られて行きました。


私の社中では1年目に濃茶薄茶をして2年目に入ると炭手前をするのですが

3年目に入ると灰型をしてもらいます。


中には家に風炉釜はないので

灰型をしなくていいという生徒さんもいます。


その原理からいくとほぼ全ての人は唐物以上のお点前はできなくなります。


持っていないからこそ

先生の稽古場で練習させてもらいましょう。


灰型をするようになると

茶事などにお招きされた時、拝見が楽しくなります。


人の作った灰型に興味がでてくるのです。


風炉に奉書紙を敷き底瓦をのせる


灰を入れて五徳を据える


釜を乗せて釜あわせをします。


灰匙で灰型を作る事に重きをおく方が多いですが

実は釜合わせが1番大切だと私は思っています。


釜の位置が確定したら前瓦を据えて灰を切っていきます。


地道な作業


見た目に気を取られますが重要なのは炭が入る事

火がおきる事


そして皆さんにお伝えしたいのが

ぜひご自身の灰、灰匙で作って下さい。

筆もあると便利ですが

以前お習いした先生は筆を使うと筆の毛が抜けて灰に入るので使わない方が良いと言われました。




私の灰は何十年も使っていますから作りやすいです。





自分の灰を育てていく

自分の灰匙に慣れる事です。


お茶の稽古というと茶筅をふらないと

稽古した気にならない人が多いですが

たまには灰型を作り先生に見てもらう


湿し灰を作るのを手伝わせてもらうのも良いと思います。


私も若い頃、休みの日になると灰型の練習をひたすらした日々がありました。


皆さんもぜひ灰型作り頑張って下さいね


裏千家中村宗美茶道教室