日本成年後見法学会第13回学術大会 | 成年後見日記

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平成28年5月28日(土)、日本成年後見法学会第13回学術大会@青山学院大学に参加しました。


私は学会員ではありませんし、そもそも「学会」なるものに参加するのは人生初のことです。一般の人でも当日参加できるというので参加してみました。


まずは驚いたのは、会場が満員でかなりの盛会であったことです。

私は少し遅れて行ったのですが、座るところがなくて最初は後ろの補助イスに座っていました。


〈統一テーマ〉
後見人の職務Ⅲ
~障害者権利条約からみた後見人の職務と法改正~


(午前の部)

基調報告
・「障害者の権利に関する条約と第1回政府報告提出について」
坂本 大輔 (内閣府政策統括官〔共生社会政策担当〕付参事官〔障害者施策担当〕)


・「障害者権利に関する条約と成年後見制度の運用」
坂野 征四郎(元東京家庭裁判所成年後見センター判事・弁護士)


・「障害者権利条約と民法理論」
清水 恵介(日本大学教授)

・「成年後見制度利用促進法の意義と課題」
大貫 正男(司法書士)


どの報告も興味深かったのですが、清水教授の成年後見制度の見直しが民法理論にどのように影響を与えるかについての考察は、あまり今まで聴いたことのない話だったので興味深かったです。


「実践成年後見 61号」に清水先生のお話された内容が載っているそうなので、これはじっくり読んでみなければと思いました。


午後はパネルディスカッションだったのですが、仕事があったので聴くことができなくて残念でした。


成年後見制度は時代にあわせて変わっていくものだと思います。


自分の殻にこもっていては変化についていくことはできません。


これからも時間が許す限り、さまざまな外部の講座に参加して、見聞を広めたいと思います。



(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)

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