『電車にまつわるエトセトラ』、第5話は 私の予備校時代の恐怖体験を…(^_^;)
《第5話》
「私の彼氏は、ストーカー!?」
タイトルまんまなんで マジ笑える、っつーか、笑えない、っつーか…(ーー;)
高校時代の私は、とにかく勉強せずに 本ばっかり読んでは 深夜ラジオ(当時は『オールナイト・ニッポン』が全盛だった)聴いて夜更かししてました。
あれだけ夢中だったピアノを高2でアッサリ触らなくなって以来、私の時間は 夜型中心になり、授業中(しかも代数幾何の時間)は 貴重な睡眠補給…、けっこー デタラメな生活でした。
宿題と予習、最低限の課題だけやって、あとは なーんにもせず。
高校3年になって やっと「よし、受験がんばるか」、と思って、東京・御茶ノ水にある『駿台予備校』に通いました。
…が、時すでに遅し、私が志望した国立の大学には、見事不合格、父に頭を下げて、浪人させてもらいました(-_-;)。
駿台には 知り合いもたくさんいたから、今度は イチから、と思って、埼玉の大宮にある『一橋(ひとつばし)予備校』に 友人と通い始めました。
友人とはクラスが分かれていたので、自分のクラスで できた友達と 自習室にいくうちに、いつも近くに座ってる人に気がつきました。
挨拶する程度だったんですが、毎日見かける人で、よく わからないところを教えてくれました。
気がつくと 毎日 隣にいるようになり、たまに一緒に帰ったりしました。
そのうち 私のほうが息苦しくなってきて、根負けして お付き合いをすることになりました。
「付き合うのはいいんだけど、受験あるし、大学決まってからでいいかな、私は不器用だから、あなたまで気が回らないの」
「いいよ、わかってるから。まみちゃんは、好きに勉強してたらいいよ。僕が勝手に近くにいるから」
…なんて話のわかる人なんだ!!
って 思いましたね、正直な話(笑)。
そこが 私のバカなところなんですが、当時18歳ですから、まあ 青かった、ってことで(^_^;)
以後、私の周囲は 奇妙なことばかり起こるようになりました。
①友達が私を見て逃げる
②よくイタ電が家にきた
③彼氏?の姿を見なくなる
④どうやら周囲がなにかを私に隠してる
およそ「不審」としか言いようがないくらい、変な空気だったんですが、12月だったし、年明けのセンター試験もあったから、放っておいたんですが、それがマズかった…。
あるとき 電車のなかで、彼氏?にバッタリ会ったんです。
いや、会う確率は あるんですが、ない(^_^;)。
…というのは、私は埼玉、彼氏?は栃木でしたから、正反対なわけで、同じ電車になるわけがなかったんです。
「…なんでいるの??」
「んー? ちょっとね、手続きとか いろいろね」
「???(゚_゚」
深く考えなかったんですが、あとから聞いた話だと とんでもない内容だった(>_<)。
私の顔を見てサササーっと逃げ腰な友人を捕まえて聞いた事実に驚愕…。
①毎日、私が最寄り駅まで無事着くまで、となりの車両に乗って見守り、
②予備校の友達経由で住所と電話番号を聞き出し、
③家を確認し、
④私の家からいちばん近い大学に決め、
⑤住むアパートまで契約し、
⑥予備校を休んでアルバイトして 指輪を買っていた。
…よく相手を知りもしないで 付き合いを決めたとはいえ、毎日監視されてたかと思うと、すごく ゾゾーッ な ことであり、私は一気に冷めてしまいました…。
その日から 予備校を休み、冬期講習も 会うのが怖くて行けませんでした。
友人経由で「なぜ来ないのか」と聞かれても、なんと返したらいいか、わからなくて、「ごめん、陰からいろいろされるのは好きじゃないから、あの人に『ごめん』て伝えて」とだけ やっと言いました。
予想外 というか、予定外でした。
なんでセンター試験直前に こんなことで悩まないといけないのか、私は自分の不始末に 嫌気がさしました。
ふと 考えて見れば、出会いからして変だった(笑)
なにかと 周囲のお膳立てがあって、なんか そういう雰囲気になるように 計算されてた気がします。
ともあれ、直接電車は関係ないんですけど、できれば 消し去りたい 思い出のひとつ、ってことで…
(T_T)ノ