カラーセラピーをよく知らない方は、
占いだと思っている方がまだたくさんいらっしゃいます。
カラーセラピーは色彩療法のことです。
セラピストとは、辞書に「治療家」「療法士」とあります。
よって、カラーセラピストは色彩療法士ということになります。
従来は、セラピストというと、
狭義には、サイコセラピー(精神療法師、心理療法士)のことを表していましたが、
現在は、さまざまな癒し系セラピー(療法)を行う人をセラピストと表現するようになりました。
では、占いとカラーセラピーの違いは何でしょうか?
占いは、占う人が未来等を予測し、占う人が答えを持っていますが、
カラーセラピーは、答えはクライアント(本人)が既に持っているということが前提です。
カラーセラピストは、選んだ色のメッセージ(色彩言語)を伝え、本人も気づいていない“答え”を一緒に探す(気づく)お手伝いをします。
カラーセラピーは、選んだ色のメッセージが答えではありません。
色のメッセージを聞いて、そこからイメージした自分自身の経験や感情と向き合うことが大切です。
占いに求めるものは、「教えてほしい」ということではないでしょうか。
将来の事、仕事の事、恋愛の事、結婚の事など・・・
色々うまくいかない時に
「どうしたらいいか教えてほしい!!」
そんな感じではないでしょうか?
では、カラーセラピーに求めるものは何でしょうか?
将来の事、仕事の事、恋愛の事、結婚の事など・・・
色々うまくいかない時に
「どうしたらいいか教えてほしい!!」とクライアントさんに聞かれたとしたら・・・?
セラピストである私は、
「あなたはどうしたいと思っているのですか?」と返答します。
そして、クライアントさんの
「本当は〇〇したいのにうまくいかなくて(心が)苦しい」
「〇〇な出来事があって、今とても(心が)痛い、悲しい、辛い」
などという気持ちに自ら気付き、向き合っていただくお手伝いをします。
自分の心の中にずっと抑圧していた(しようとしていた)
感情としっかりと向き合った時には
心の中では、はじめて癒しが起こります。
「私は、こんなに苦しかったんだ・・・」
「私は、こんなに悲しかったんだ・・・」
自分の気持ちをそのまま、ありのままに認め、
受け取ることが出来ると、手放すことができるようになります。
もういらなくなった感情を手放した心は、楽になります。
今まであなたが生きてきた人生の中で
たくさん心の中に閉じ込め蓋をし、抑圧していた気持ちを
ひとつひとつ、手放し、心を楽にしていくお手伝いをさせて頂いています。
「今、心を楽にしたい。」
占い師さんに期待するものが「教えてほしい」であるなら
セラピストに期待するものは「楽になりたい」ということではないでしょうか。
というわけで、占いとカラーセラピーの違いは、
ひと言でいうと、期待する目的が全く違う、ということでしょう。