伏見稲荷大社を『お山する』 四ツ辻まで
伏見稲荷大社は2014年6月、トリップアドバイザーの『行ってよかった、外国人に人気の日本の観光スポット』第一位に選ばれました。
ってことは、超人気で人がすごいってこと?
あの有名な鳥居の前で、自分たちだけで写真を撮れないってこと?
だから少しでも早く行かなきゃいけないってことなのね?
う~ん、でも昨日17000歩も歩いたから・・。
ということで到着したのは、8時ちょっと過ぎ。
JR稲荷駅を出ると、伏見稲荷大社はすぐそこです。
稲荷大神様のお使い『眷族(けんぞく)はキツネとされています。
ただし、野山に居るキツネではなく、大神様同様に人間の目には見えない白(透明)狐=“びゃっこさん”で・・。
これは・・黒ですねぇ。
ただ、この勢いのある姿は目をひきます。
尾の先にあるのは、宝物かなにかでしょうか?
これは豊臣秀吉の造営で、『母の病悩平癒祈願が成就すれば、一万石奉加する』、と記したいわゆる“命乞いの願文”が伝来しています。
解体修理の際に、願文の年次と同じ「天正17年」の墨書が発見され、伝承の正しかったことが確認されました。
さすが、外国からの報道陣も来ていますねぇ。
鮮やかなこの朱色は、魔力に対抗する色ともされていて、稲荷大神様のお力の豊穣を表す色と説明されています。
ちなみに朱の原材料は水銀=丹で、昔から木材の防腐剤として使われてきました。
そいえば東福寺では、防腐剤として白い胡粉が使われてましたね。
楼門前の左側のキツネは、カギをくわえています。
「達成のかぎ」だそうです。
右側は宝物かなんかの「玉」だったかな。
さぁこれから稲荷山・232mを登っていきます。
すぐに有名な千本鳥居が・・。
ここを通り抜けると命婦谷の奥社奉拝所があって、その横にあるのが『おもかる石』。
お願い事をしてから灯篭の頭を持ち上げて、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶うといわれ、重ければ叶わないんだとか・・。
でっ、ちょっと高い位置にある石ですもの、そりゃ残念ながら重いわよねぇ。
約1万基の鳥居が山の参道全体に並んで立っています。
なぜこんなにたくさんの鳥居が・・? ってみんな思いますよね。
願い事が「通る」とか「通った」お礼ということで、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降に広がったようです。
まぁ大きなお願い事には、大きな鳥居を!ということでしょうか?
木の鳥居だから、当然いつかは朽ちていくわけで、その後にはまた新しい鳥居が建っていくようです。
稲荷の鳥居は社殿と同じ『稲荷塗』といわれ、朱をもって彩色するのが慣習となっています。
この「あけ」という言葉は、赤・明・茜など、すべてに明るい希望の気持ちをその語感にもっています。
またその色は、生命・大地・生産の力をもって、稲荷大神の“みたま”の働きとする強烈な信仰が宿っています。(HPより)
たしかにこの朱色は、気持ちを元気に、前向きにさせてくれますね。
前後左右あらゆるところに、たくさんの塚が群在しています。
いったん脇道に入ったら、その幽玄な世界に迷い込んでしまいそうです。
京都一望(?)でもないか?