ファルネーゼ・コレクション | 大好き ビョンホン!

ファルネーゼ・コレクション

さらに進んでいくと とーーっても大きな部屋で ここの彫像はコレだけだったような・・

地球を担ぎ上げてるようなこのお方は 何かの神様?


教えてgooから回答が入りました! 「アトラス」です!

アトラス、ティターン(巨人族)の勇者。
ゼウスらオリュムポスの神々が父クロノスとティターン達と戦った時、クロノス側についた。
結局クロノスが破れ、アトラスは世界の果てに立って天空をたえず支え続けるという罰を受けた。

彼が双肩で支えていたのは 天空だったんですね 叫び


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この高い天井に絵を描くってことは やっぱ足場を組んだんでしょうかね

それとも描いたものを取り付けた?


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1階へ移動して いよいよファルネーゼコレクションです

ここから入っていくんだけど この彫像のおおきさったら 目

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ファルネーゼ家は15世紀のルネサンスの頃に権勢を誇った ローマ教皇やパルマ公・スペイン王妃などを輩出したイタリアの貴族です


「ファルネーゼのヘラクレス」  ヘラクレスはギリシャ神話の主神ゼウスの子供

誕生に関してはいろいろ面白い話があって それを読み始めちゃうと話がさらに広がって

やっぱギリシャ神話っておもしろいな!って思います 

この立派な体 後姿だと腕の血管までがわかります


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そして絶対見てみたかった「ファルネーゼの雄牛」

なんと・・ 修復中というかクリーニング中というか・・ 叫び ショック!  

見られたらこんなでした →

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まぁ有名美術館だから こんなことって必ずありますよね

でっこの修復が 10月15日に終わって公開されたようです・・ ほんと残念や ガーン

でっ こんな記事が・・


La Repubblica紙の記事より。

「ファルネーゼ家の雄牛 ( Toro Farnese ) 」と呼ばれる古代ローマ 時代の彫刻が長年の修復を経て国立ナポリ考古学博物館 (Museo Archeologico Nazionale ) の16号室にお目見えしました。

フェデリーコ二世大学 ( Universita` degli Studi di Napoli Federico Ⅱ ) の調査により、この大理石の傑作はただの「彫刻」ではなく「噴水」でもあったことが判明したそうです。

驚くべきことは、調査結果など知るはずもなかったミケランジェロが実際にこの彫刻を噴水としてカンポ・デイ・フィオーリ ( Campo dei Fiori ) に設置する計画を立てていたことです。

500年前の天才の直観は正しかったことが、最新技術により今回証明されました。

ミケランジェロはファルネーゼ宮殿とテヴェレ川を渡ったところにあるファルネジーナ宮殿をつなげる計画を請け負ったのですが、その連絡路の起点にこの彫刻を噴水として設置する計画を立てていました。

調査の結果、彫刻の中心にある一定の窪みがあり雄牛の足もとに埋められた水道管とつながっていたことが判明しました。

彫刻の高さは3,7メートル。そこから噴水が噴き出て、彫刻の周りに施されていたはずの巨大なたらいに水がたまる仕組みだったようで、彫刻に掘られた動物たちがまるで水を飲みに池に下りてくるような構図となっています。

水道管跡の存在など知る由もなかったミケランジェロですが、彼が抱いた広大な計画は結局実現しないままに終りました。

「ファルネーゼ家の雄牛」と呼ばれるこの古代ローマの傑作が発見されたのは1546年。

カラカッラ浴場に併設されていた体育館と思しき場所で発見されました。

量・質ともに屈指と言われたファルネーゼ家コレクションの目玉であったはずのこの「ファルネーゼ家の雄牛」は、そのコレクションが成されたローマではなくナポリにあります。

それというのも18世紀にファルネーゼ家の直系が絶えてしまい、パルマとピアチェンツァの公爵位がスペイン・ブルボン家に移行したことに伴うお宝の移動、であったようです。

ブルボン家はナポリの王でもあったので。

ファルネーゼ家の膨大なコレクションについては、現在はフランス大使館となっているカンポ・デイ・フィオーリに建つファルネーゼ宮殿 ( Palazzo Farnese ) 、現外務省マダーマ宮殿、パラティーノ の丘に所有していたヴィッラ ( Horti Farnesiani ) の部屋という部屋、倉庫、中庭に至るまで収集した宝物で埋め尽くされていたというほどで、その内容は彫刻、絵画、版画、書物、細密画、宝石、古銭と多岐にわたっていたそうです。

実質的にファルネーゼ家の繁栄を築いたパウロ三世が枢機卿 時代から収集していたものを、彼の子孫が受け継いで大きくしたコレクションでしたが、現在ローマには「ファルネーゼ美術館」が存在しないことでもわかるようにこれらのほとんどが散逸してしまいました。

1655年にはフランスのルイ14世が「ファルネーゼ家の雄牛」を購入しようとした記録が残ります。

その後、彫刻はまずパルマに、そしてナポリに移されました。

ナポリ王のカルロ三世が名高い古代ローマの遺物を身近に置きたい、と望んだからでした。

その息子、フェルディナンド六世はミケランジェロのプロジェクトを模倣したかったのか、海沿いに建つ現ヴィッラ・コムナーレ ( Villa Comunale ) の前に設置しました。

古代ローマの至宝の保存場所としては最悪で、当時から非難の雨が浴びせられました。

人々の嘆願を受けて1826年に現在の考古学博物館に移され、現在に至っています。

「ファルネーゼ家の雄牛」は俗称で、正式の名を「ディルケーの拷問 ( Il supplizio di Dirce ) 」といいます。

ディルケーは夫の前妻アンティオぺーがゼウスの愛を受けて身ごったのを虐待し、奴隷のように扱います。

アンティオぺーが生んだ双子ゼートスとアムビーオーンは実母に加えられた屈辱を晴らすため、ディルケーを雄牛に縛りつけて復讐します。

彫刻はまさにその緊迫した場面を表現していて、苦しむディルケーがアムビーオーンに慈悲を請うている姿が見えます。ピラミッド型の彫刻が緊迫感を一層増している感じ。

ナポリの国立考古学博物館にはこのほかにも、ファルネーゼ家コレクションの一部が保存されていてパオロ三世とその子孫の審美眼を垣間見ることができます。

それにしても本来の姿であった噴水であることを見抜いたミケランジェロ、天才の本領発揮ですね。」


長い記事だけど とっても興味深いと思いませんか?

この大きな彫像が ひとつの大理石からつくられたということ

じつはこれが噴水として作られていて 天才ミケランジェロは直感でそれを噴水として使おうとしていたこと

ルイ14世がこれを買おうとしていたこと

そしてこの彫像にかかわる深ーいお話


そしてこんなすごいたくさんの彫像が おうちの中にあったファルネーゼ家ってどんなん?

そのお屋敷(お城?)はカラカッラ浴場のあたりにあったってこと?

ほら・・ 掘り下げれば下げていくほど 興味は尽きなく・・


たぶん神話からの素材なんでしょうか? 


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そして 各地に貸し出されていく彫像

そういえば 当地でも来年古代ローマ展というのがまわってくるそうで・・ チョキ

今からとっても楽しみです ニコニコ
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さぁて 次はスパッカ・ナポリへ 走る人 走る人