「コロナのおかげで本が書けた!」

という通訳者さんたちのお話です。

 



 

 

 

 

 

JACIフォーラムのセミナーで

2つ目に視聴したのは
 

通訳者の松下佳世さんと

平山敦子さんによる

 

「出版不況の時代に

『紙の本』を出す方法:

通訳者コラボ本誕生の裏側」

 

 

 

 

 

 

最近、書店でこの本を

見かけた方もいらっしゃる

のではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の春、

コロナが蔓延し出して

 

 

通訳者は次々と仕事が

キャンセルになっていきました。

 

 

 

 

そんな中、松下さんは

 

どうにかして

仕事のなくなった通訳者に

このコロナ禍をプラス

変えられるような仕事

生み出せないか

 

考えたそうです。

 

 

 

 

また、

世に出ている通訳本は

 

 

ベテラン通訳者が書いた

自伝的なものだったり

 

大統領などセレブの

通訳の経験談だったり

 

 

普通の人がすぐに

参考にできるようなものは少ない。

 

 

 

 

一方、中堅の通訳者は

普段は仕事が忙しくて

なかなか本は書けないけれど、

 

 

そういう現役バリバリの

人たちが書いた失敗談

 

 

そして少し英語の勉強にも

なるような本があったら

面白いのではないか。

 

 

 

 

と考えた松下さんは

すぐに企画書を書き、

通訳者に協力を呼びかけ、

 

 


集まったメンバーと

すべてオンラインで

本を仕上げたそうです。

 

 

 

 

 

なんだかもう

 

行動力、発想の転換、

スピード、柔軟性、、、

 

すべてが抜きん出ていて

感銘を受けるばかりでした…!

 

 

 

 

もちろん、

会ったこともないメンバーもいる中で

すべてオンラインでやりとりし

短期間で本を一冊仕上げるというのは

 

並大抵のことではなく、

かなりのご苦労があったようです。

 



 

 

 

 



こんな裏話を聞いたら

実際に読まずにはいられなくなり、

買って読んでみたのですが

 

 

・うまく訳せなかったフレーズ

・その場の状況

・どうやって切り抜けたか など

 

 

かなり具体的で

現場感が伝わる内容になっていて、

読むだけでドキドキしてしまいます 

↑小心者w

 

 

 

 

フレーズも、解説を読めば

なるほどと思えるけれど

 


自分がその場で出会ったら

絶対わからなかっただろう

と思えるものばかりです。

 

 

 

 

 

さらに、

ところどころに挿入された

4コマ漫画

通訳者の平山敦子さん

によるものだそう。

多才…!

 

 

 

noteであずきの通訳日記

として連載されており、

こちらでも普段の仕事の様子を

4コマで描かれています。

これもおもしろい…!

 

 

 

 

 

 

私は翻訳しかしないので

 

わからない単語に出会っても

じっくり調べられますが

 

その場でひねり出すしかないという

通訳の仕事は未知の世界であり

永遠の憧れです…!

 

 

 

 

 

また、通訳や翻訳は

一人の仕事というイメージが

大きいですが、

 あ、でも通訳はチームもありえますね。


 

こんな風にチームで

仕事をすることもできるんだなぁと

 

 

新たな可能性が

拓かれたようにも感じました。

 

 

 

 

普段は関わることのない

通訳者さんのお話も聞けて

いろいろと勉強になる日々ですキラキラ