長文になるので、ブログに書きます。


芸備線は広島から今の安芸高田市、三次市、庄原市を通って岡山県新見までの路線です。


小中学生時代、呉線坂駅のすぐ近くに住んでたあたしは、日曜は朝の8時に呉を出て、広島に8時20分くらいに着いて、7番線のホームのおそばを食べながら、8時30分に発車する芸備線米子&津山行き急行「ちどり・やまのゆ」の煤煙の匂いを嗅ぐのが好きでした。

この排ガス規制のない感じの黒い煙、好きだった。

で、9時から進学塾に通い、お昼に広島有名なカレーオアシスで家じゃ持ってないアレの入れ物のカレー食べて
夕方に今はなき国鉄バス安芸線の快速乃美尾行きに透明な入れ物のカルビーポテトチップスを持ち込み、ポリポリしながら坂横浜まで帰るという…
ふざけたおませなやつでした。

あたしのおばあちゃんが今の岡山県新見市(合併前は阿哲郡新郷町)に住んでたので、車で行くか、呉から急行安芸で倉敷に行き特急やくもに乗り換えで行ってたのですが、
芸備線ってなに?っていう家族親戚一同に芸備線の魅力を解き、みんなでその8時30分発の急行やまのゆで新見まで乗っていきました。


そんな、芸備線ラブのまみこちゃん。
妄想でキハ181系の両運転台の特急を走らせたいとか思っておりました。
(座席あらへん😅)

広島を離れる頃に、中国自動車道ができ、ほぼそれと並走してる芸備線はモータリゼーションに飲み込まれ、きつい言い方すれば役目が終わりました。
もちろん、長距離輸送ではないローカルの利用者は居るでしょうけど、利用者の絶対数は多くない。

運転本数は減るし、編成も短くなる。

あたしは14年前かな?帰省の途中でおばあちゃんの墓参りしたあとに、芸備線で広島に移動しました。
直通列車はなくて、急行もなくて、2回乗り換え。
まずは新見から備後落合まで、キハ120。
東城から備後落合は日本一の過疎路線?
この小さな列車に数人だけ乗って、それも地元民なし。
あちこちに速度制限15km/hがあり、「停まるの?」って思うくらい。路線整備にお金がかけられなくて、スピードを出したら傷みそうなところは出させないようにしてるとか。

備後落合から三次までは同じキハ120の色違い。

備後落合から備後西城までは、その速度制限15km/hが出てくる、ここも整備したくないところみたい。
まだ、備後庄原と三次があるから、東城辺りよりマシなのかな?

三次から広島までは2両編成のキハ40。
ま、夜だし混雑はなし。
安芸高田市内も需要があるんだかな状態で、急行やまのゆの停まってた向原も甲立もシーンとしてて。


今や、芸備線は広島市内の下深川までしかやっていけないそうな。

何年も何年もJR西日本が我慢してやってたけど、もう無理かな?
あんな低速で走っちゃ、地域輸送もままならないでしょ?
整備にお金かけたくないんだもん。

で、今話題の安芸高田市の市議会中継を見てると、地元代表らしい議員が「本数増やせ、利便を上げろ、JRに言え!」と市長に言ってる。
今より利便の良かったときに乗らなかったのに、何言ってんの?
市長も存続希望とは言ってるけど、昔のままの芸備線はもうありえないって。
そうだよね。

広島と三次まではまだ可能性あるかもしれないけど、三次から新見のあの状態の住民がなんとかしてって言ってもなんともならんでしょ?
誰が補填するの?
過疎地にそんな資金あるの?

バス転換も言われてるけど、今やバスも運転士がいなくて減便だし。

理想論だけでなく、現実のベストを探すことができるかどうかだなぁと
何十年か前の状態を望んでる議会を見て思っておりました。