honokaa | RITZ林麻美子の日記

RITZ林麻美子の日記

代官山☆美容室☆RITZ・・・
仕事・仲間・自分・その他色々

久々に映画館に足を運んで見た映画。


黄色い花honokaa boy黄色い花


RITZ 林麻美子の日記

どうして僕たちは何かを失って、大人になるんだろう。

ハワイの北、忘れられた街ホノカア。

僕が出会った風と、恋と、ごはん。


他人との距離がうまくとれないレオ(岡田将生)は、

彼女(蒼井優)に言われるままにハワイ島に旅行にくる。

夜かかる月の虹がみたい。そう言ったのは彼女のほうだった。
「ハワイ島とハワイってちがうんですけど。」
不機嫌な彼女と無口なレオ。ギクシャクした旅。

都合悪くなるとすぐ黙る。レオの悪いところ。

半年後、レオはその旅の途中でであったホノカアで暮らしていた。

人生なにがどうなるかわからない。

ホノカアの映画館で映写技師の助手をしながら。

そんなある日、レオは町で一番有名ないたずらヘンクツばあさんに出会う。

ビー(倍賞千恵子)との出会いはちょっとした事件だった。

「明日から毎日ここで晩御飯たべていきなさい」。

そのひとことがすべての始まりだった。

ビーはレオの存在がうれしかった。おいしそうにゴハンを食べる男の子。

猫以外に突然現れた家族のような存在。

毎日のゴハンはふたりにしかわからない言葉のようで。

優しい毎日は、ビーをかわいくした。素直にした。

そんなある日。レオは恋をする。よく笑う女の子マライア(長谷川潤)。

マライアの存在が、やがて事件をひきおこすなんて思いもしないで・・・。



かわいくて、切なくて、愛おしい思いになる映画でした。

ファンタジーのような人間模様とその生活。美しい風景。

そして妙に現実的な、皮肉っぽい日本人の描写。

ファンタジーだ・・・と、ほのかな期待を抱いた後に、

リアリティのある描写によって現実に引き戻される。

それが不思議なほど心に響いて、切ない感情が生まれる。

残念なことに、原作はまだ読んでいません。

必ず読もうと思いました。

大好きなBig island。

ますます好きになったな・・・。

絶対また行こう。