今日は涼しい夜ですね。

カエルの声も聞こえます。

芽楽さんでの個展も無事終わり、散らかっていたあれこれもやっと片付いてきました。

ぼちぼちまた作り始めないといけません。

 

そんな中、イギリスから良い知らせが来ました。

 

「”Masterpiece London 2022"(アートフェア)に出しているあなたの"月下”が売れましたよ」

 

”Masterpiece London ”というのはアンティークや現代アートなどが出品される質の良いアートフェアなのだそうです。

各国から様々なギャラリーがブースを出し、お勧め・ご自慢の品を陳列するのです。

VIP、顧客、プレスのための内覧会から始まり一般公開、会場内にはレストランやカフェなども作られ来客を楽しませます。

丁度Youtubeに動画が上がっていました。出展画廊ブースもちらっと映っています。

お食事しながら眺められるいい場所ですね。

相当数出展している模様。

 

 

 

私のはこれ、菊池ビエンナーレに入選した作品です。

 

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出展ギャラリーブースの様子。左奥に見えてるのがわたしのかな?

上の動画の中の35:50辺りから見られますが、私のは売れたので別の作品に置き変換えられてますね。

 

何と今日(7/6)、シンガポールのギャラリーから、「あなたの作品見たわよ」と画像が来ました。

こんな感じだったんですね。

 

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買い取りで直接ギャラリーにお渡しした作品なので既に私は代金は頂いているのですが、

それにしても売れたと聞くと嬉しいものです。

仏像や鎧など日本の仏教美術を中心に取り扱うブリュッセルのギャラリーなのですが、

インスタグラムからお問い合わせを頂きこうなりました。

SNSってすごいもんですね。

 

で、前も少し書きましたがこのときの配送がこれまた大変で。

特注の分厚い段ボールに入れて送ります。今までは自分で適当に細工して作っていましたが、今回初めて頼みました。

○○製函さん、「海外向け慣れてます」と言うことで寸法のみお知らせし、お任せで作って貰いました。

 

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横になっちゃいましたが(直せない)これです。下にゲタはいてます。

 

で、国際宅配便で発送し間に合うか心配でしたので毎日荷物を追跡チェックしていたところ、

なんと東京ベースから”返品”の表示。

朝早速カスタマーセンターへ電話すると「理由を調べてお返事します」、と言われたがお昼を過ぎてもなしのつぶて。

しびれを切らし再度電話すると今度は別の親切な方が

 

「当方ではベルギー宛は内容物が20万円を超えると受付けません、もし良ければこちらで価格を修正しておきます」

 

作品を20万と申告したのですが、

荷物を閉じる際私が最後思いつきで余計なことに小さいカップを一個プレゼントで入れそれを0円と評価額に書いたので

それで引っかかったのだそうです。評価額0円、というのがいけないそうで。

修正なんてしちゃっていいの?と思いつつお願いしましたが再度電話あり、

 

「もう荷物が東京を出てしまいました。済みませんがそちらでご修正下さい」

ガクッ orz川

 

翌日戻ってきた荷物を

メインを199,900円に、カップは100円と書き直し再度発送、

これで安心、と薪窯を焚く手伝いがあったので常滑に向かいました。

 

このときはこの薪窯焚きと、

ご存じの方もおいでかもしれませんが常滑の東窯工業(杉江製陶)の解体前片付けのお手伝いをほんのちょっとだけしてまして、(Facebookされてる方は加藤真美のアカウント遡ると画像で様子がご覧頂けます)

この時でないと駄目!な事が重なり本当に時間がありませんでした。

翌日

常滑で薪をくべてる間に、今度はうまくいったかと折々追跡をみていたらまた"返送"の表示、「!?」

即センターに問い合わせると、加工した形の箱は受け付けない、とのこと。

箱の下についている”ゲタ”がまずいのだそうです。

何で最初の時いっぺんに言ってくれないのーー?

荷物が間に合わなくなるので常滑から急遽配送店に戻って大きな段ボールを購入、

元の箱がすっぽり入るよう細工、真四角に仕立て直しました。”発送可能サイズ”ギリギリ

ここまでで最初の発送日から7日もロスしてます。

 

最初のトラブル時 効率が非常に悪く対応が悪いのでまた同じ事があっては困る,と思い

時系列でこちらの行動と先方の対応を書きだし要望書として荷受け店の店長に渡しましたが、

二度目の返送時もこちらが調べてセンターに問い合わせるまで何の連絡もありませんでした。

二つの引っかかった点についても、何で荷物を受け付るとき指摘してくれないの?と思いましたが

こう言う荷物を受けたことがないので知らなかった、そうで。

 

割れ物ですし何度もあちこち移動させてほしくなく、無事送れるのか不安で仕方ありませんでした。

ベルギーからの無事作品が着いたというメールのなかで「全ての痛みは報われましたよ」との言葉に心底ほっとしたものです。

それまで疲れもありますが安眠できず結構ストレスでした。

 

結局パリでの展示には間に合わず、次に回すとは聞いていましたが

”売れましたメール”を頂くまでイギリスで展示されてるとはしりませんでした。

 

末尾に

「次は陶芸のみのショーを考えています。

 また新しく普通でないの (extraordinary) ができたらお知らせください。良い一日を」

 

「普通でないの」、作れるよう頑張ります。