新型ウイルスが世間の話題を攫っています。
 
 
正直なところ、個人的には、そんなに恐れてはいないのですが(抗がん剤は終わってるし、好中球値はとっくに正常範囲に戻ってるし、どう考えてもインフルエンザで死ぬ可能性の方が高いし)、それでも、10年前の新型インフルエンザのときの記録など掘り起こしてみたりして…ショボーンとなってしまう。
 
10年前の新型インフルエンザのときの死亡者は、やはり、圧倒的に、乳幼児と高齢者と、持病持ちが多かったようです。でもそうではない人も居る。はじめに楽観視しすぎて手遅れになったのか、未診断の持病があったのか、超急性の脳炎でも起こしてしまったのだろうか。
 
 
 
公衆衛生の観点からいえば、一部の人がばら撒いているフェイクニュースほどには(何せ、東日本大震災直後には、どこぞの国のテレビでは、48時間以内に東京が大爆発するだの日本人は全滅するだのと流れていたとの事ですので…よその人やよその国の危機における、フェイクニュースの身勝手さ・無責任さ・いい加減さ具合を舐めてはいけない!)過剰に恐れる必要はない筈ですが、でも、亡くなったり、深刻な後遺症が残ってしまったりした人にとっては、その結果が全てですからね。
全体の利益(公益)と個人のことは別物。これは、人間社会の永遠の課題なんでしょうね。
 
 
 
それに、考えてみて下さいな!
私、これから妊活したいんです。
それなのに、この新型コロナウイルス性肺炎、感染した妊産婦へのリスクがいかなるものかはまだ解らないし、それが実例をもって(!)判明するまで、まだまだ何ヶ月もの時間を要するのですよ!
ひょっとして、風疹みたいに、どこにでもキャリアが居て、かつろくに自覚症状が無いことも多いのに、うっかり妊娠中に罹患したら胎児の先天性疾患のリスクが急上昇する…なんて代物に変異してしまったら…(しかも、当分は予防接種が無い!)。
 
このような心配は、ひょっとして、専門家が聞けば笑い飛ばされるようなことなのかもしれませんが、そういうことが全く分からないのが、新種の病気というものではありませんか!
 
 
 
上記のような事態にはならないことを祈るのみですが、そもそも、感染を完全に防ぐことができないなら、いっそのこと、確実に妊娠していない今のうちに、さっさと軽ーいヤツに罹患してしまったほうが気が楽ではないか?とすら思ってしまいます!
 
しかし、現実は、そんなに都合の良い話には成らないというのは、この歳で体内に卵巣がんポーンなんてすくすくニコニコ育ててしまった私口笛が、身をもって証明してますわな真顔
 
 
昨夜のプライムニュースの新型コロナ肺炎特集でも繰り返されていたワード「正しく恐れる」、がんにも通じるところがあります。
肝に銘じないといけない。
恐れるのは簡単です。まんじゅう怖い。
でも、正しく恐れる、それはとても難しいです。
肝に銘じないといけない。