2019年3月3日(日)
入院前日につき、病院からの事前指示により、おへその掃除をしました。寝転がってオリーブオイルをおへそに垂らし、しばらく待ってふやかし、綿棒を使って浮いた汚れを落とす…というものですが、何も出てこない。これで大丈夫なのだろうか?



2019年3月4日(月)
右卵巣がんの疑いの為、開腹手術の入院日です。
夫に付き添われ、病院の入院手続きを受け、病室へ。

主治医からは「風邪ひかないで下さいね!」と脅されていました。
手術当日に発熱していたり、直近でインフルエンザにかかると、手術がキャンセルになる為です。
幸いインフルエンザワクチンは去年のうちに打っていましたが、何しろ真冬で、北海道出張あり、深夜残業あり、休日出勤あり。
でも1ヶ月間極度の緊張状態で気が張っていたのが良かったのか、この日まで全く体調を崩さないまま、無事に過ごすことができました。
2年前の経験もあり、また入院期間もほぼ決まっているため、個室を希望していましたが、空きがなく4人部屋です。
幸い窓際だった為、廊下側より広く、開放感があり、かつプライバシーを十分確保することができました。
同室者は皆さんがん患者で、全員高齢者のようです。
全員カーテンを引いて、雑談をするというわけでもない雰囲気でしたので、私もその通りにしました。
また、ここで手術の開始時間が決まりました。朝から2番目、昼過ぎに開始予定です。
昨日のおへそのお掃除については、出てこないならそれで構わないとの事でした。

昼食と、夫が帰った後の夕食までは通常食でした。
消灯時間の夜9時以降は食事禁止。スポーツドリンクのような飲み物(点滴代わりで、術後の傷の治りを早くする?効果があるらしい)を数本渡されており。明日の朝までに最低1リットル、できれば飲みきるようにすることと、明朝6時以降は水も禁止との事。
という訳で、夕食をもってしばらく人並みのご飯とはお別れです。
名残惜しい。さよならご飯、また会おう!

消灯後、あまり音を立てないように気をつけながら、指示通りドリンクを飲んでみました。苦手な人は飲むのが辛いらしいですが…個人的には全然いける。全部いけそうだ。
寝転んで考えました。
良い結果のほうであればいいのに。でも希望的観測はしない。主治医の話では、そんな楽観論を前提とできるような状況ではない。最悪も想定しなければならない。でも、この状況で本当の最悪って何だろう。嫌だ、楽観論でいい、そうしよう、良性でありますように。
今朝は自宅のベッドでいつも通り目が覚めたのに、今日はこんなに平穏な体調なのに、明日は痛いんだろうなあ。辛いんだろうなあ。その後は…この手術だけで辛いのは終わりでありますように!

なかなか眠れないだろうとの予測に反し、この日は多分日付が替わる頃には寝付いていました。