母の老いを通して日々感じること | 結婚をみんなで一緒に考えよう!学んでみよう!

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~結婚教育研究家棚橋美枝子がお届けする大切な結婚のお話~

結婚教育の棚橋美枝子です。



お仕事しながら大学生となり、この後期はすごく忙しくしております。



その理由のひとつに母の入院があるからです。



介護なんていうと、おいおい、そんな偉そうなこと言えますか?ということになるのですが(^◇^;)



介護とはそばにただ座っていることだけを介護というのではなく、書類や金銭や契約ごとや、とにかくやることがいっぱいあるのだと知りました。



8月25日に転倒して圧迫骨折で入院をしていましたが、10月25日までに退院をしないといけないと入院先よりお話しがありました。



全く自力歩行は出来ず、さらに言えば、車椅子も歩行器もままならず、要は筋力の低下が顕著なようです。



しかし、入院した当時は、あれれ?死んじゃうのかな?と思うほどでしたが、どんどん元気にはなってきましたので、これには、母への愛情が深く、私の仕事を理解してくれている叔母(母の妹)のお陰様です。



そんな母の退院先は3ヶ月だけ、もう少し動けるようになることを目的とした目的の老人施設への入所です。



先日、入所することになった施設の相談員さんと母の顔合わせがありました。



「3ヶ月だけリハビリでの入所目的」と何回も話しをしているのに、母がポツリと言いました。



「もう、ズッとそこにおるんやろ。死ぬまでそこにおるねんな」



老いた母の子供のような顔を見ながら胸が痛くなりました。



『バカモノ(o^^o)世の中そんなに甘くない!まだまだ元気やし、うちの事務所の片付けのパートするんやろ』



母は、「あっそうやそうや!その目標が出来たからがんばらないとあかん!」と笑顔になります。



ちょっとの呆けとちょっとの不安とちょっとのひょうきんが混じり合う母。



今年に入り、親友が亡くなったり、愛犬すずちゃんが亡くなったり、母にとっての支えがなくなった今、母の胸の中にはどんな想いがあるのでしょう。



結婚教育は、婚育9期と柱を説いています。
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母の人生を通して、婚育第9期について学んでいくのだと考えると共に、今、経験する全ての喜怒哀楽はきっと誰かのためになることなのだと感じる今日この頃です。