若い頃はアメリカ国歌に憧れました。
その景気のいいメロディーはあちこちで耳にすることが多く、
私も歌えたらなあ・・・と思ったものです。
練習しました。
ホイットニー・ヒューストンほどじゃないけど、結構歌えるようになりました。
湯船の中で歌うとエコーが掛かって自己陶酔
ご近所にはご迷惑でしたね。
しかし・・・ 歳を重ねてくるにつれて・・・はてな?
これって、相当に物騒な歌なんじゃないの?
戦闘だの砲弾だのロケット弾だの・・・そして最後には勝った勝ったでしょ・・・? 平和な、とか、のどかな、とかからは遠いですよ。
そんな疑問を引きずりながら
昨年、MさんとCさんという二人のアメリカ人と親しくなり、その二人の前で彼女たちの国歌を歌うはめになりました。
アメリカ人の前で歌うのは初めてのことで緊張しましたが、湯船の中の気分を思い出しながら歌い切りました。
おおうけでした
自国の国歌を歌われるとあんなに喜ぶんですね。
そこで拍手喝さいが一段落してから聞いてみました。
『この歌、イギリス人の前で歌っても大丈夫なの?』
二人は明るく(屈託なく)笑いながら答えて言いました
『そ~んな昔のこと、誰も気にしないわよ(=⌒▽⌒=)』
ほー、そうなんだ・・・
それでも疑問は残り・・・・・
今年お話する機会があったLさん(彼はイギリス連邦加盟国であるオーストラリア出身者です)にも同じことを尋ねてみました。
彼は顔をしかめて・・・肩をすくめて見せました。
ああ・・・やっぱりか・・・・
TPOをわきまえて、よく考えてから歌った方が良さそうかな