亡くなった前妻の忘れ形見です。
今年で姉が26歳。弟が25歳。
十年近く昔、突然に主人が言いだしました。
「二人の子供を日本に連れてくることに決めた」
ええ~つとばかりに驚愕したのはこの私。
そんなこと初めの約束には入ってい無いですもの。
だれもはるばる私をいじめには来ない約束だったはず・・・
いやーまいりました。
食事も違う。
カルチャーも違う。
起床・就寝の時間なんて信じられないほど違う
(ものすご~い宵っ張りの朝寝坊)。
お風呂はバスタブを使わずシャワーなのは主人で知ってましたが・・・
お湯を流しっぱなしの長湯なので水道代が一カ月4万円近くなって・・・
『水漏れしてるんじゃないですか?』
と、検針員の人に聞かれたことも何回かありました。
日本に住むのだから『郷に従おう』という気は子供たちには皆無。
自分たちの本国パキスタンにいるのとかわらぬやりかたのまま私の家で過していました。
一番のお手上げは「日常の会話」・・・
日本語全く駄目。
英語もほとんどダメ・・・。
17歳と16歳の感じやすい年頃の言葉の通じないママコが・・・
二人も突然に同居
その頃は私の母も存命でした。
母は時々小さな小さな声で私に尋ねました
『あの子たち、いつ国に帰るの?』
私としては答えようがありません。
最初は父親の永年住む国はどんな所なのかを見に来るだけの 観光旅行なのだろうと希望的解釈もしておりましたが・・・・
どうもそうではないらしく・・・・
永住権が取れるまでこの小さなボロ家に住むようです。
これぞカオス
今だから言えますが、私、ストレスで死に兼ねませんでした