私には人に開示したくないことが結構ある。
今と昔では言いたくない理由が違うけど
ひとつのことを確信した気がする。
一番言いたくなかったことが
何かはっきり分かった。
摂食障害のこと
夜の仕事のこと
異性関係(利用したし、利用された)
性行為のトラウマ
高校生の家出のときに起きた恐怖体験
不良との付き合い、違法行為
元彼がクスリやってたことなど
ずっとずっと隠し通してきた。
隠し通したまま
摂食障害を乗り越えて、結婚をして
過去を精算したかのように思えたのに
新しいステージでは地獄が待ってた。
過去をなかったことにして
新しい自分として生きようとしたからだ。
思い描いたように
表面的には充実してそうなのに
心が追いついていかなくて
自分が何者かわからなくなった。
愛されても愛に飢えてた。
これほど悲しいことはない。
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今は上記のような大枠の話しはできても
中身の内容は話したくないという感じ。
話したくない理由は
まだ想い出が痛いからだし
体裁を気にしてるからだけど
今は家族を守りたいから
言わないと決めることにした。
逃げてるようだけど
本心でもある。
自己表現するために
自己開示をする必要はないし
言わないと決めることも
自己表現のひとつだと思った。
言いたいこともわからず
言いたくないこともわからないと
他人の意見に流されて
うだうだすることになる。
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それはブログを始めたから
気づけたこと。
はじめたきっかけは
カウンセリング代わりだったけど
家庭崩壊寸前にまでなってしまう
怒りの解明がしたかった。
カウンセリングで
自己開示をするように
何でも書いてみようと思った。
言いたいこと言いたくないこと
はっきりわかってきた。
摂食障害のことを開示して
私は乗り越えたもの、許したものは
開示できるんだとわかった。
だとしても書いてて辛かった。
途中で止めてしまいそうだったから
本当に辛かったときの
記憶には戻りきれなかった。
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一番うまく書けなかったのは
家族関係(親)のこと。
核心に迫って何度も書いてみたけど
最後の最後で投稿できなかった。
私は家族の悲しみを守りたいって思った。
昔からそう思ってきたんだった。
それが一番の隠しごと。
何が起きたかさえ言えない。
だから表面的には忘れてしまう
そんな悲しみだってあるんだ。
自己開示をしなくたって
知るだけで心は軽くなる。
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静寂な場所で、
怒りの根源とは何かをふと考えた。
瞬間的に母のことがよぎった。
“母に愛されてない”ってことを
認めたくない。そんな感覚で。
だけど、確信はそこじゃない。
そんなわけないって
違うふりをし続けてきたけど
私も母のことが結構前から嫌いだ。
関係が悪化する前から嫌い。
うわ。一番認めたくないやつだ。
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家庭環境が複雑で
偽りながら生きてきて
隠し事に翻弄されながら
批判を怖がって(両親の声)
自己表現をためらってきた。
ずっとずっとやってきたことだけど
表現してこなかったこと。
両親と会わず3年
連絡を絶って2年以上の歳月が経ち、
トライアンドエラーを繰り返しながら
やっと気持ちが落ち着いて、固まって、
ただ純粋にやりたいことへの挑戦を始めた!
夫が出会った頃の私を見る目で見ている。
きっと気のせいじゃない。
母に教えられたこととは、
愛されてなかったことじゃなく
愛してなかったことだったのかも。