つづき
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社会人として働き出したことで
環境が過食嘔吐を続けられなくした。
過食嘔吐は時間がかかる上、
食べるのも疲れるし
吐くのも疲れるし
頭の機能も低下し、脱力する。
確実には覚えていないけど
週に1-2回のペースに落ちたと思う。
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この時期に友人を亡くし、
気を落としていた私は
いい友人関係を築いていた
好きでもない同僚からの告白を
受けることにした。
“刺激は与えられないけど
安心感は与えられる”
という言葉が
あの時の自分に必要な気がしたし
これ以上友達でいられないと言われて
いい関係を失いたくないとも思った。
元カレを引きずってるし、
まだ好きではないということを
伝えた上で付き合いが始まった。
この彼と過ごす時間が決定的に
摂食障害を乗り越えるきっかけになった。
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ものすごく純粋で
等身大の自分で生きていて
何も求めず、押し付けず、
ただ好きでいてくれる
彼の在り方そのものが
太っても、痩せても関係ない
可愛くても、ブスでも愛される
欠点は補い合える
怒り狂っても、わがまま言っても
ありのままの自分を見せても
一緒にいてくれるんだっていう
安心感を与えてくれた。
社会人生活に加え、
彼との晩酌や食事が
ものすごく楽しくなって、
気づけばまた10kg太ったけど
高校生の時に感じた気持ちとは
別ものだった。
体重を気にせず
食事を楽しめるようになった
それがすごく嬉しかった。
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そうはいっても摂食障害は甘くなくて。
だいたい月1.2回のペースでは続いた。
嫌なことがあるとさらに増える時もあった。
治るのか治らないのか
普通の生活をしきれない自分に
将来の不安、抜けられない自己否定に
もどかしさと葛藤があった。
そんな日々が2〜3年続き
心にも余裕ができ始めた時に
お互いに分岐点がきた。
彼は実家へ、私は転職へ。
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転職先に選んだのは、フィットネス業界。
ライフワークとして
摂食障害を治そうと思った。
転職先から内定を受け、
摂食障害は終盤を迎えていく。
摂食障害9年目の出来事。
