ー 毒親だと気づいたのは2年前。
洗脳がかかり過ぎてて、
毒親だなんてまったく思ってなかった。
むしろ、私がダメなだけで
いい親だと思ってた。
結婚してから、
初めて他人(夫)の
家族関係を間近で見るようになって
少しづつ意識が変わっていった。
なごやかに談話し、
お互いに助け合い、
豊かで、自信を持っていて、
社会的にも成功し、
私にはドラマの中の家族に写った。
義理母の夫への態度が、
愛が溢れてて、
あまりの違いに普通に引いた。
一番の衝撃は、夫が
「家族といるとストレス発散する」
と私の気持ちとは真逆の発言をしたこと。
国際結婚だから、
文化の違いだと思った。
•
夫との新婚生活は、
毎日褒められ、感謝され、失敗も許され、
そんな日々がおかしいと思った。
きっと夫は新婚だから
こんな態度なんだろうと。
結婚から3年過ぎても、
夫の態度は変わらず
毎日存在を認めてくれた。
きっと夫は家族にそうされて
育ってきたんだろうと思う。
7年経った今でも夫は変わらない。
•
今思い返せばその間に
境界性パーソナリティ障害の症状の
激しい気分の変化、不適切な怒りは
一番爆発してたと思う。
初めての海外生活と国際新婚生活を
並行して日常を送ると言うことは
なんともカオスな日々だった。
•
それでも、毎日存在を認められ、
愛してくれる人がいるという事実が
どれだけ日々に穏やかさを与えたか。
どんな自分の意見も受け入れられる、
素の自分のままでも愛され始めると、
どれだけ惨めな思いをして
日本で過ごしてきたか腹が立ってきた。