インターネットなどを通じて、スピリチャルな変化に対する情報が、私自身、今のように上手く受け取れていなかったころ、
私の心の救済のひとつに、仏教の教えがあった。
湧き上がる感情をコントロールできず、思い通りにいかない人生を嘆いていたあのころ、一冊の本に出会い、それから仏教の本を読み漁っていた。
上座部仏教
真言宗
禅宗
著者で言えば、
ティク・ナット・ハン氏
小池龍之介さん
道元
良寛も好きだった。
もちろんブッダは、リスペクト中のリスペクト。御釈迦様がお教えなった教えから派生したなら、どの宗派でも学びたい、と思った。
とりわけ特別な存在であったのが、チベット仏教の
ダライ・ラマ法王。
生ける仏、なんて言われても、ご本人は、いたって謙虚で気さく。
私もみなさんと同じ人間です、なんて言うんです。
そんな中、ダライ・ラマ猊下が、日本で講話をされるという情報をキャッチ!
(数年前の話です。その後もいらしてると思います。)
国技館での講話のチケットを即購入し、ひとりでいそいそと出かけていった。
遠くからでもいい、一目拝見したい!
その日の講話では、質疑応答の時間があるので、質問のある方はあらかじめ用意してください、といった内容の注意書きがあったが、実際に会場に足を運ぶと、紙と鉛筆が置いてあり、箱の中にどっさりと質問の紙が!!!
なんだこういうことだったのね~
すごい数だし読まれないだろうな、
と思いつつも、私も猊下に向けておこがましくも、質問を紙に書き綴り、箱に投入したのだ。
初めて生で拝見するダライ・ラマ猊下は、びっくりするくらい薄着で、溌剌とした、ユーモア溢れるお方だった。
同じ空間にいて、肉声を聞けるだけでも有難かった。
さて、質問コーナーです!
そう!
読まれたのですよ!
私の質問が!!
しかも時間がなくて読まれた質問は私の一つだけという、、あんなにたくさんあったのに、、なんかとても申し訳なく思ってしまったのと、嬉しいのと、混ざってドキドキしてしまったのを覚えている。
質問の内容は、仕事についてで、
社会に出ていると勝ち負けの世界なので、人と競争しないといけないことがあるが、
どのような心持ちでいればいいか?
そんなような内容だった。
もしかしたら、質問を選んでいただいた方も、同じようなことで悩んでいたのかもしれないな。
仏教の教えを勉強している人にとっては、いまの社会の仕組みとは上手くマッチしないと感じることもあるだろう。
それに対して!
猊下のご返答は!!
「競争には、大きく分けて二種類あります。
自らが精進して、より良くなろう、とする競争。
もう一つは、自分が勝つために、人を蹴落とそうとする競争。
前者のほうは、好い競争です。」
というような、極めてシンプルな回答だった。
ダライ・ラマ法王が、私に授けていただいた答え。
今でもしっかりと心の中にとどまっている。