長男の忘れ物、特に1年生の頃、それはそれは酷かった。
何度クラスへ忍者の修行の様に、忍び込ませて頂いたか。。
忘れもしない、入学式の翌日。
通学路途中の待ち合わせ場所。
気温一桁の雨の中、待ち続けた。
下校時刻から1時間後、交通立哨員の方と2人で現れた。
「何だか迷ってしまっていたみたいで、お母様ですか?」
私は寒くて表情が硬い。
いや、心も。
冷たくなった体から一生懸命温かな言葉を紡いで、御礼を申し上げ、家路に着いた。
が!
ランドセルの中、
空っぽ。。。
涙が出そうになった。
心身ともに冷えきった体で、学校へ向かった。
今では時々語る、笑い話。
笑い話になる日が来て良かった。
でも密かに祈る、
「いつかランドセルを忘れて帰って来ません様に」
くわばら
くわばら
