皆様にご心配かけております

まみてんです(*;´□`)ゞ

今日は昨日のリベンジをいたしますd(≧ε≦o)ノ゛))






私は今回 


慢性糸球体腎炎(IgA腎症)の治療で

「扁桃腺摘出」「ステロイドパルス治療」を受けるために

入院しました



先にお伝えしておくことは・・・・・




・今 命に別状は全くないよ

・私の腎臓病は軽い(と思う)

・この入院で 「治療が大成功した!!」ワァ───ヽ(〃v〃)ノ───イ 




で、来週退院です。d(>▽<●)





私が理解した言葉でこの病気と

現状についてなるべくわかりやすく皆さんにお伝えしたいと思います






まずは


《腎臓》




腎臓は何をするところかというと


血液をきれいにするところ

血液からおしっこを作るところ



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握りこぶし大の大きさで

ソラマメのような形をしています



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体の後ろ 腰の少し上に左右 にあります

絵では 赤い「おやつのカール」みたいな アレです (私カール??(*ov.v)o かわいい・・・)




体のいらないもの(老廃物)を運んできた血液は

腎臓に集まります


そこで いるもの と いらないものに分けます(ろ過)

いらないものは膀胱にいき

おしっこ とともに流れていきます


きれいになった血液はまた心臓へ戻り

全身に運ばれます




で、

その ろ過 するところが糸球体です



私はそこに炎症が起きています

糸球体は腎臓に無数にあります

 

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この糸球体のいくつかがつぶれていて

大事な 赤血球蛋白までもおしっこに流れてしまう わけです

(ザルの網目がつぶれて広がったイメージです。大事なものまで通過しちゃいます。アララ・・・)




で、なぜ扁桃腺と腎臓なの???(゚ペ)?






《扁摘パルス療法》





私が今回、腎臓の治療で受けた扁摘パルスについては

アメンバーのぐっちゃんにもらった

堀田先生のこの本

気まぐれ衛生士の徒然なるまま…-2011082813490000.jpg


から抜粋いたします



「この治療は 炎症を起こしている扁桃(へんとう)を切り取って(扁桃摘出)

さらに 炎症を抑える作用のある ステロイドホルモンという薬(免疫抑制剤)

を大量に点滴する(パルス療法) ことで 腎臓の炎症を抑える というものです。


扁桃を切り取ることで、炎症を起こしているもともとの原因が取り除かれるため、

まだ腎臓の痛みが少ない早期の段階であれば、

IgA腎症を完全に治すことができるようになったのです。・・・・


風邪を引いたことでおしっこに血が混じり(血尿)IgA]腎症になる患者さんをじっくり見ていく中で

多くの患者さんの扁桃にボールペンの先ぐらいの小さな白い膿の塊(膿栓)がついていることに気づきまた。


扁桃で起こっている炎症が原因となって

腎臓の糸球体に炎症を起こしているのではないか

そう発想したことが発端となって扁摘パルスは生まれました。」





扁桃(扁桃腺)はリンパ器官です

口の中に入ってきた細菌やウイルスを退治して

風邪、インフルエンザなどの感染症から守ってくれます

退治するのは扁桃腺の中の 白血球 などの隊員たちです


外敵から身を守ってくれることを 免疫反応 といいます




ところが・・・

その戦いの後 この白血球たちの部隊はなぜか調子づいて


「みなのもの!!この際 体中を駆け巡って 

外敵を探そうじゃないかーーーー。オーーーーーー!!ヽ( `皿´ )ノ」

となります(活性化)



仲間の IgA(免疫たんぱく) もその誘いに乗って戦闘態勢に入ります

(`Д´☆ !オラオラ あほぉ


IgAは血管の血液の流れに乗って体中を駆け巡り

腎臓の糸球体にたどり着き ピタッ とひっつきます。

糸球体を 外敵と勘違いし 攻撃し組織を破壊し炎症を起こします

(糸球体に普通なら見られない IgAがたくさん見られることから 別名「IgA腎症」と言うそうです)




私の体の免疫システムが壊れてしまっているのです






  


私の扁桃腺です


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ご自分の口の中と比べていただくと

何が違うかわかると思いますが


のどちんこの 左右が腫れています



私は自分の扁桃腺が腫れていることに気づいていませんでした

困ってもいませんでした

35年間で扁桃腺で熱を出したのは1回だけです





ところが・・・・



入院1週間前に

膿栓ができました


かなり大きいです

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実はこの周りやもっと下にたくさんできました

私の扁桃はがんばりすぎて お疲れだったようです。



堀田先生の本に書いてあるとおりでびっくりしました






《私の経緯》



3月末の ある晩に熱が出て

次の日には熱も引き 仕事に行きましたが

午後に血尿が出ました


すぐに 施設ナース主任とアメンバーのちゅんちょご姉さんに相談し

仕事終わり すぐに泌尿器を受診しました



尿検査の結果


 潜血(赤血球がおしっこにでてるよ)  3+

 蛋白(蛋白もおしっこにでてるよ)    3+ ※3+は一番大きい数値のようです

 CRP(体のどこかに炎症あるよ)    3,35


採血・尿検査・エコー・CTの結果

「これは腎臓だな」
ということで今の病院の腎臓内科を紹介されました




5月2日初診 


その日の診察担当が腎臓内科の部長先生(ジャムおじさん先生)で

「たぶんIgAだね。でも詳しいことは腎臓の細胞を取る検査をして、

腎炎のタイプを確定してから治療になります」


ということで

5月末に腎生検(細胞採る検査)を受けました


検査結果は 


慢性糸球体腎炎(IgA腎症)と確定


扁摘パルス治療を勧められました




8月26日 耳鼻咽喉科 扁桃腺摘出



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左右の扁桃腺です

桃の種みたいでしょ 

(もも?私かわいい($‥o*))



そして 昨日の口腔内・・・

スッキリしました.。゜+.(´▽`)。+.゜+・


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まだ少し右(向かって左)に白いかさぶたがあります。

でも もう術後の痛みは無く 普通のご飯いただいてます。



耳鼻科病棟で1週間経過観察の後

腎臓内科のある病棟に転科

今度はステロイドパルスの治療開始・・・・




ステロイドパルスは

点滴3日 + ステロイド錠剤 10日 が

この病院の 「1クール」 だそうです



もともとは「1クール」の予定でした。

が、先生は私の今後を見越して 「2クール」にしようと決定されました



腎臓に負担をかけるもので 高血圧 には注意が必要です



腎臓に負担をかけるイベントで女性の場合は 妊娠 があります

妊娠中は血圧が上がるので腎臓に負担をかけます

先生はそのことを考慮して


「あなたの場合は もともと蛋白も最初は3+でしたが

その後は 2+ 1+でした。

でも、今後のこと(妊娠)もありますから、

念のため過剰治療ではありますが「2クール」いきますね」


と言われました


なので

当初ステロイドパルスの予定は 2週間から

2クール目の 1週間 が余分に入院になりました。




ステロイドは炎症を抑えるだけでなくって

免疫抑制作用 体の免疫が下がって抵抗力が落ちちゃいます

点滴は かなりステロイドの量が多めです




なので

ステロイドパルス治療中は

安全な病院(環境)に居て

うがい手洗いをしっかりし 

ウイルスや細菌から守られた生活を送っています。


他にも 副作用が出ないか等・・・さまざまな管理をしてもらっています




これが入院が 長くなったいきさつです。




先生は あくまでも 腎臓が「軽い」「重い」 はおっしゃいません


腎生検から見て取れる所見では

「アクティブな所見ではないものの、それなりのところにそれなりの所見がありました」

とのこと・・・・


私の頭で理解できないので 突っ込んでみたら・・・


「かなり前からあったんだろうな・・・

っていうのは、糸球体のつぶれた周りは癒着していたのでね

ま、それなりの所見ということです。」




ただ、先生の話をいろいろ振り返れば・・・


・早期だから この治療を進めてくださっている

・最初から蛋白はそんなにおりてない

・食事は塩分制限だけでいい

・お酒も可


なのです



お酒は血圧も上がりますし腎臓の負担になるでも・・・・お酒の場好きだしな(´д`ι)

聞いてみたら「機会飲酒」(機会が訪れた時には「OK」

♪ヾ('∀'o)ノやったーーーー




また、こんな言い方はしていいかわかりませんが

もっと重症な腎症の場合は

食事の場合 

水分 炭水化物 たんぱく質 カリウム などなど制限がかかります



私は今のところ  塩分制限 1日7~8㌘ でいいそうです

これなら 我家の質素な 普段の食事と 施設の栄養士が作る職員食で

バッチシv(・ε・v)です


ただ、大好きなラーメンは スープ1杯8㌘・・・

ちょっと今までよりは 遠慮が必要です





で、昨日「2クール目」の点滴を終えて


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やっぱり今回刺したとこは痛かった・・・(艸д+。)




《今回の扁摘パルスの結果発表》



9月21日


潜血 マイナス

蛋白 マイナス



ということで

大成功!!!です ゚+.゚(´▽`人)゚+.゚ィィ!! 


扁摘パルス様様です




申し分のない結果です+゚(。pдq)+゚。



が、

「治癒」 したわけではありません


誤作動した免疫システムを ステロイド治療でリセットし

自分の体を攻撃しないようにすることを

「自己寛解(じこかんかい)」と言います


今後 目指すのは 自己寛解です




それで

今後は 腎臓を傷めないような 


食生活 感染症など病気にならない 高血圧に注意 糖尿病

毎日飲み歩かない 怒らない??


などなどの注意点を守って 生活が必要です φ(・ェ・o)



それと、

錠剤のステロイドは1年間服用します。

本来 体の副腎というところから出ているステロイドですが 

それを今 治療のために大量に投与しているので

副腎の機能は休んでしまっています


今後 錠剤の量を1年かけて減らしながら

副腎の本来の機能と入れ替えていきます


1年間は免疫も下がっているので 感染への注意(刺身 生肉 生果物も)

が必要です






ま、こんな感じですかな?



説明べたですみません。

間違い

わからない

何でも聞いてください



ってゆうか


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大満足の まみてんです


みんなも納得できたかなぁ・・・・・(゚ー゚*?)