瞼の裏にそんな情景を映したが、目を開ければ、その先は、闇の中、螺旋に佇む僕がいるだけだ。
この状況を打破しない限り、僕がまた君に会えることはないのだ。
そう思えば、また不思議と今はまだ見えない希望を手繰り寄せる勇気が身体に染み渡ってゆく気がした。とにかく僕は、この僕を嘲笑うかの如く、闇の中、堂々と君臨するこの螺旋階段を登ることを心に決める。
一歩一歩、登る度にこの静けさの中には、トコトコと階段を駆け上がる音だけ。しばらくすると、トコトコという音にお腹を空かせた僕のお腹が、食欲を満たせと訴える音が時折流れるくらいか。
どんな時でも身体は、正直なんだなと、思いながら、お腹に手をあて、しかし足の速度は緩めずにただ進む。
どれくらいの階段を登ったのだろうか。腹が減っては戦はできぬ、とよく言うけれど、今の僕にはそれが痛いほどわかる。ああ、このまま飢え死にしてしまうのかな、なんて悲劇的な発想をしていた。そんな矢先、
「ねえ、パーティーに来ませんか?」
高く澄んだ声が響いた。いや、正確にはきっと、ここは閉鎖空間であるために、声が響くのも相待って、"澄んだ"ように聞こえたのかもしれない。(つまりは、閉鎖空間補正)
目の前には、いかにも、いい素材を使ってますと言わんばかりの光沢で仕立て上げられた真っ黒なスーツを着て階段の数段上から僕を見つめる…
ねずみがいた。
目線は目の前にいるねずみから動かさず(否、動かせない)にいると、もう一度、
「ねえ、パーティーに来ませんか?」
ねずみの口からはっきりとその言葉が少し早口気味で僕に発せられた。ねずみは、僕をしっかりと見据えているから。
「あ…その、こんにちは?ははは…」
訳もわからず、頭の整理は追いつかないけれど、まあ、こんな螺旋階段にいること自体が異常であるからして、ねずみの一匹や二匹いても、さほど驚くには値しない。
それでもねずみと会話などしたことのない僕はねずみに対してこれ以上固い笑顔はないだろうというくらいの引き攣り笑顔で答えてみた。すると間髪いれずに、
「パーティー、楽しいよ。」
僕の精一杯の挨拶、絶対に聞いてくれてないだろう、というくらいの勢いで、高く澄んだ声が、聞こえた。
そんな、いきなりパーティーなんて言われても、何のパーティーかもわからない。
「その、パーティーってどういう…」
「パーティーは、美味しいものがたくさんさ!」
このねずみは、人の話というものを最後まで聞けない性格のようだ。
「お腹、空いてるんだろう?」
そして、よく喋る。
「君の音はずっとずっと聞こえていたよ。」




続きはまた今度。というか、ファンタジーになってきちゃったよね、うん。
迷走しだした!

あはは…(^_^;)

これからどうなると思う?笑

寝ようとしていたのに、ベッドの中でポチポチ書いてしまったよ。



あ、あとね、マギって漫画あるでしょ?アニメ化したやつね(^^)
すっごく面白いらしい(まだ読んでない)
アニメイトカフェがマギとコラボしてて、マギカフェに明日いくのー!

オタ活わーい\(^o^)/

二次元にうはうはしてくるね☆
photo:01



では、おやすみね!夢でこの小説の続きが見たいよ、私は。

せばね(やはり、見切り発車は良くなくて、始まりと終わりは決めた方が良い)