一個人・地球人。
何年か前、news weekの記事を読んで思った事がある。
『the race of the year』というタイトルの記事。
移民や混血の人、差別を受けてきた人がアイデンティティを確立していくまでの道のりや、彼らをとりまく環境について書かれたものだった。
読んだ後、分かった事がある。
私達の心には勝手な先入観や主観的な視点がありすぎるって。
「日本人だから、勤勉?」
「欧米人だから、合理的・自己主張ができる?」
○○人だから・・・・・っていう考え方をしていると
相手の本当の部分が見えなくなる。と思う。
きっと、こういう区別がふとした時に相手を傷つける。
もしかしたら差別や争いにつながるかもしれない。そう思った。
様々な環境・事情・気質などが組み合わさって
「1人の人間」が出来上がっている。
世界中どこを探しても2人として同じ人はいない、大事な存在。
だからこそ、私にしかできないことがあるし、
彼らにしかできないことがある。
私が彼らの考え方や視点を欲しがっても、手には入らない。
その逆も同じこと。
だから支えあって、補い合って、学びあって生きていくんだと思う。
勝手な先入観や区別は、ココらへんをダメにしてしまうと思う。
だから、国レベル・国籍レベル・民族レベルみたいに
狭いくくりで相手をみるのではなく、もっと広い意味で・・・
極端な言い方かもしれないけれど「地球人」とか、そういう
広いとらえ方で、いろんな人と接して行きたいと思った。
おっとりしてるのも、せっかちなのも、混血なのも、肌の色が違うのも、
時間にルーズなのも、自己主張がうまいのも、考え方が違うのも、
勤勉なのも、髪の色が違うのも、国籍が違うのも、言葉が違うのも、
『○○人だから』じゃないよ。それは「君だから。」なんです。
この記事は、当時20歳の私にいろんなモノを与えてくれた。
人間関係は、決して『国と国との付き合い』なんかじゃない。
『心と心のふれあい』なんだって事を、改めて気付かせてくれた。
国籍だとか、混血だとか、移民だとか、そんなのいらない。
You are you...あなたはあなた。
そして、みーんな地球人っ!!