~~~~~久々の縦振り先生のお話~~~~


“練習でできないことは試合ではできない”・・・




以前も似たようなことを書きました。




結果を出せない指導者ほど




試合中に結果を出せない選手を怒るんです。




自分は大丈夫だと思っている指導者に限って




気づかずにやっていたりします。









今、甲子園で勝っている監督の方は試合中に怒らない方が多くなりました。




甲子園の試合だけでなく、普段の練習試合からです。




もちろん、生活指導のときなどは別の話になると思います。




もしかすると、その辺のアプローチも時代の流れと共に変わっているかもしれませ
ん。







野球の話に戻しますと




そこで怒ったとしても、状況が良くならないというのを経験的に知っているからで
す。




おそらく“試合でできていないということは練習でできていないこと”がほとんどで
す。



選手だって、それをよくわかっている。




エラーをしたいと思う野手はいないですし、四死球を出したいと思う投手もいませ
ん。




チャンスでフライを打ち上げようと思っている打者はいません。




ですから、それを指摘したところで良い方向にはいかないんですよね。




言われたり、怒られたりしてできるようになっていればとっくの昔にできていま
す。




それを指摘されるだけで、逆に委縮していまいさらに悪い結果を生みますし




ベンチやその周りにいる選手まで同じ気持ちになってしまうです。








それにアドバイスにも細心の注意を払わなければなりません。




腕の振りや身体の使い方のなどの部分的な話をするのは危険です。




これだって、普段の練習から言われていることですから




それを試合で言われてところで直せるわけがないんです。




パニックを引き起こすだけです。




とにかく試合の中では




今ある状況の中で良い方向へ向かえる最善の策をとらなければなりません。




壊していい試合や捨て試合なんかありませんからね。




相手に対しても失礼な話ですからね。









実は、、、




先日のブログで紹介した『内角だけの配球』もこの発想から生まれたものです。




投手も変化球にまだ自信がない、捕手もサインを出し切れない。




今の彼らにそれを要求することでいろいろなものが壊れてしまうと考えたんです。




やはり、新しいものが生まれるのは現場なんです。




ぜひとも“縦振り”にお任せください。