神代植物園第1回目は丁度盛りの芍薬です。
植物園の正面入り口から入ってまず最初にあるのが牡丹園と芍薬園です。
ここに来ると思い出すのが息子が鬱で仕事を辞め自宅療養していた頃のこと。
人混みは避けたいけれど緑の中にいると心が落ち着くと言って、月に一度は我が家に来ては一緒に深大寺でお蕎麦を食べがてら植物園にも行ったりしていました。
そんなある日、行くと丁度牡丹が見頃。写生する方、カメラを構える方で牡丹園は賑わっていました。
その中のお一方が描かれる牡丹の絵が、まるで附下の下絵の様。
思わず「附下の右袖にしたいですね」と思わず声を掛けたら、何とその方は友禅作家。
それから暫しスケッチブックの頁をめくりながら絵の説明をして頂いたのです。
あれ以降牡丹の季節に行ったことが無いのですが、行くたびに思います。
あの絵をもう一度拝見させて頂きたいと。
どんな附下になったのでしょうか。
今年も牡丹は見そびれ、終わった花は切り取られ、次の花期に向けて準備中。
代わって芍薬が見頃を迎えていましたよ。私の読み通りです。
相変らずのスマホ撮りなので遠くの花はご愛敬ですが、ズラリと公開です。