作品紹介
湖畔の田舎屋敷を舞台に、芸術家とそれを取り巻く人々の群像劇を通し、人生と芸術とを描いたアントン・チェーホフの名作
CAST
アルカージナ:岡本舞
ソーリン:中山研
ポリーナ:小宮久美子
トリゴーリン:長森雅人
マーシャ:中原果南
ヤーコフ:井手麻渡
ニーナ:山本雅子
ドールン:川村進
メドヴェジェンコ:本郷弦
シャムラーエフ:進藤健太郎
トレープレフ:鎌倉太郎
ソーリン家の使用人:大塚航二朗、十代隆太郎
ソーリン家の小間使い:高橋星音、田中佑果、高橋真悠、
演出:江間直子
仲代劇堂にて。
仲代劇堂は昔大好きで通った森下のベニサン・ピットを彷彿するかの
ような臨場感溢れる空間です。
そこで繰り広げらるお芝居は緊迫感あり、力量のある役者さまがたの
熱量半端ない演技の交戦に魅了されました。
江間様の演出、舞台美術、音響、照明、
衣装、本当に素敵!
台詞なくとも皆様の視線が恋する人を追う感じ、きめ細かい演出に唸る。
お互いに女優と作家となったニーナがコースチャに私達の仕事で大事なのは名声だとか栄光だとか私が夢みていた物では無く耐える事ができるかどうかなの、十字架を背負って歩みながら自分のやっている事を信じきれるかどうかなのと言う台詞が心に染みました。
川村様のドールン医師が誰もが誰も恋をしてと言う台詞通り、皆堂々巡りの恋模様。
片想いって辛いですよね。
両思いになるって実は奇跡に近い様な気がします歳を重ねると(笑)でも人を好きになる感情はやはり素敵だと改めて思います。
中原様のマーシャの報われ無い愛に苦しむ姿、トレープレフをずっと熱い切ない眼差しで追い掛ける姿を切なく見守る本郷様のメドヴェジェンコがいじらしく、中原様のちょっと拗ねた感じとか素敵で本郷様の人の良さが滲み出る健気さが心に沁みました。
トレープレフの自分を信じる事が出来ないし、何の為に書いているかも分からないと絶望する姿を鎌倉様は繊細な演技で魅せて下さいました。見ているこちらも息苦しくなり今の時代の閉塞感を感じます。
ラストの川村様のドールン医師が長森様のトリゴーリンにアルカージナさんを連れ出してくださいという2階での場面は、彼のトレープレフへの想い、アルカージナへの想いが交差し
重くやはり視線の演技が余韻を残しました。
川村様と長森様の並びにキュンとしました(笑)
川村様のダンディーなお姿、座るときの美しさ、佇まいの美しさ、
もう醸し出す雰囲気に惚れ惚れしてしまいます。
アルカージナ役の岡本様、立ち居振る舞いの優雅さ、まさにザ・女優さまという貫禄!
若いニーナに心惹かれてしまうトリゴーリンを自分のほうに向かせようと丸め込む
場面は圧巻です!
そして何よりニーナ役の山本様、透明感のある演技、所作の美しさ、
最初の若い溌溂とした少女時代と後半の落ちぶれて精神に異常をきたしている
感じのコントラストが素晴らしく本当に惚れました(笑)
今後山本様の出られる舞台をぜひ拝見させて頂きたいです!
象徴としてのかもめに抵抗して落ちぶれながらも耐えて生きるニーナ、象徴としてのかもめの様に自殺するコースチャ。
ラスト母を気に掛けながら死を選ぶコースチャは1番本当は母に愛して貰いたかったのでは?奥が深いかもめという作品です。
お連れした友人らは、無名塾の虜になりこれから必ず連れてきてと!
言われ、作戦成功~~~(笑)
上質な本物の舞台を拝見させて頂いたと口々に・・・。
素敵な作品に出逢わせて頂き感謝!
観劇は私の生きる活力であり生きる源です!
🍀mami mizusawa🍀


