東京もいいが玉名もいい

玉名もいいが東京もいい



びくともせず雄大にどっしりと座っている山々

どこまでも広がる大きな空

その大空に描かれた雲のアートは

いつも私の筆が届きそうな距離にある



亡き母の手掛けた宗百そうも の庭は

緑に溢れている



蝶が舞い 鳥がさえずり 

台所の軒下にあしなが蜂が巣を作る

蝉も鳴き始める 



あちらこちらに

繊細な銀色の蜘蛛の糸の芸術品が陣取る



土の中からは絶えず新しい草花の命が生まれる

草花の間から

メタルブルーとグリーンの小さなトカゲが顔を出す



自然のマクロの世界と

自然のミクロの世界に

身を置くと

私の心は浄化されてゆく



エンドレスな草むしりで

吹き出る汗は

ナチュラルローション



200円の公衆温泉に首までどっぷり浸かり

しかばねのポーズで体と心を休める



先祖代々の木造の家で

ぐっすり眠る



自然覚醒した朝は

私の体と心に新しいエネルギーが宿る



これが玉名の生活である