そんなある日、

いつものように保育園へ向かっていた時、

すれ違う車にクラクションを鳴らされた。

そして目の前で停車した車。


乗っていたのは、結婚する時に

2番目でも良いからとすがってきたあいつだった。


その場で携帯番号を教えてくれた言われ、

道路上だった事もあり教えてしまった。


風の噂で、彼は暴力団組織に入ったと聞いていた。


少し不安もあったが

すぐに彼から電話がきた。


その日はお互いの近況を話し合っただけで

電話は切った。


そしてまた翌日にも連絡がきた。


「今、〇〇捕まえやなあかんから

そいつのマンションの下で張り込んでんねん。暇やから来てや!」


何度も断ったものの

いつも強情な彼はしつこく来てくれと言った。


行ってしまう私が悪いんだけど。


そして指定された場所までいった。

テンションがすこぶる高くて、

会話をしていてもなんだか様子がおかしい。


悪い予感がして、

私は腕を見せろと言った。


やっぱりだ。


また新しい注射跡があった。


おまえ。やってるやん。

ありえへん。

そーゆー奴とは付き合いせんで。

帰るわ。


そしてその場から帰宅した。

帰ってからもまた彼から何度も連絡がきた。


あれだけ私に怒って

止めてきていた奴が

何を今更そんなモノに手をだしてるの。


そして、彼はもうやらないから。

絶対やめるから。


そう言って約束すると言った。



それから少し距離を置いて

会わないようにしていた。

けれど、相変わらず

メールなどでしつこく連絡してきていた。